1 日時 令和5年7月21日(金)19時00分から21時00分まで
2 場所 三重県熊野庁舎
3 概要
令和7年度に木本高校と紀南高校を統合し、木本校舎を4学級、紀南校舎を1学級として開校する新高等学校について、両校の校長をリーダーとする紀南地域新高等学校ワーキング会議における検討状況を共有し、新校のコンセプトなどについて協議を行いました。また、紀南地域新高等学校校名選定委員会の設置にあたり、委員会で大切にしたい考え方などについても協議を行いました。
主な意見は次のとおりです。
≪新校のコンセプトについて≫
○ 不登校を経験した生徒や、特別な支援が必要な生徒が増えていることから、新校においても多様な生徒
一人ひとりに応じた、きめ細かな指導を引き続き行ってほしい。
○ 新校の総合学科においては、両校舎が一体となってきめ細かで丁寧な指導を行い、魅力化を図ってい
きたいと考えている。
○ 両校舎の総合学科では、地域の産業について学ぶことができる授業をもっと実施してほしい。また、地
域おこし協力隊との交流など、地域の魅力をもっと知ってもらうような取組も必要ではないか。
○ 昨年度実施したアンケートからも、中学生は高校を選択する際に、多様な進路に応じた学習ができるこ
とを重視している。新校で取得できる資格や、想定される進路先を具体的に提示してほしい。
○ 紀南高校のコミュニティスクールとしての成果を考えると、新校も地域と連携した教育を行う学校とし
て、両校舎ともコミュニティスクールを導入するべきではないか。
○ 令和12年度には、紀南地域の中学校卒業者数がさらに減少することが見込まれるため、地域の中学生
に選んでもらえるような新校の魅力づくりを、令和7年度からの5年間で行っていく必要がある。その
ためには、少人数学級の実施や新校の校舎間を移動するバスの整備など、行政からの支援も必要ではな
いか。
○ 紀南校舎は1学級となり、紀南校舎に通いたいのに木本校舎に通わざるを得ない生徒が出ることも想定
されるため、交通費の補助等について検討してほしい。
○ 行きたい校舎に行けない、学びたい系列で学べないという状況にならないためにも、総合学科について
は、くくり募集とするなど、希望する校舎に入学できるような仕組みを考えてほしい。
○ くくり募集については、ワーキング会議でも検討しているが、年度によって校舎間の人数に偏りが生じ
る可能性があり、生徒の学習環境の維持などの視点から慎重に考える必要がある。
≪校名選定委員会について≫
○ 校名を選ぶ際には、子どもたちの意見も取り入れる工夫をしてはどうか。
○ 新しい学校として出発するため、新しい校名にしてほしい。