1 日時 令和2年2月18日(火)19時30分から21時10分まで
2 場所 県伊勢庁舎 401会議室(伊勢市勢田町628-2)
3 概要
当地域の県立高校の魅力の発信(PR)のあり方について、当協議会で過去3回開催した「伊勢志摩地域県立高校進学フェスタ*」を中心に協議しました。また、来年度の協議に向けて、当地域の中学生の進学状況、今後の中学校卒業者数の推移および高校の配置等について、情報共有と意見交換を行いました。
*伊勢志摩地域県立高校進学フェスタ
○開催日時:令和元年11月17日(日)13時00分から16時40分まで
○開催場所:いせトピア(伊勢市黒瀬町)
○参加者:220人(中学生・小学生・保護者等)
○内容:生徒を中心とした学校の魅力や学科・コースの特色についてのステージ発表やロビーに各校がブースを設置して個別相談を実施した。
主な意見は次のとおりです。
≪県立高等学校の魅力発信(伊勢志摩地域県立高校進学フェスタ)について≫
○ PTAにはさまざまな行事があるため、より丁寧な日程調整が必要である。また、誰に向けてのイベントなのかをより明確にすることが大切であると考える。
○ 高校生が工夫して自分の学校をアピールすることは小中学生や保護者に各学校の良さが伝わるので継続してほしい。小中学校側も児童生徒がより多く参加できるようもっと協力することが大切である。
○ 生徒による学校紹介において、先生の指導や準備が十分でない場合は生徒のプレゼン力が弱く、その学校の魅力を伝えきれないケースが見うけられた。
○ 実際の学校現場において、自身の高校を多くの小中学生や保護者へしっかりとPRできる生徒は、特に小規模校ではそう多くはいない。各高校において教員が生徒の指導はしているが、負担も大きいため、十分に発表準備を行うことが難しいことも理解してほしい。
○ 「進学フェスタ」は高校生が成長する場として素晴らしいと思うが、各中学校での学校説明会や、夏のオープンスクール等もあり、現在の形態での魅力発信を続けてもあまり成果は期待できないのではないか。○ 事前に協議会で「進学フェスタ」開催のことがわかっていたら、もっと小中学校においても積極的に宣伝できたと考える。参加者を多くすることに関して、中学校が担う役割が大きいと感じる。
○ 県内他地域では合同説明会をPTAが主催しているが、伊勢志摩地域のPTA組織の体制では、この進学フェスタをPTAが運営することは難しく現実的でない。また、現在のような合同説明会よりも、高校の学習内容や雰囲気がわかる動画をユーチューブ等で配信するなど他の方法の方が、小中学生には大きな影響力があると考える。
※「伊勢志摩地域県立高校進学フェスタ」は県教育委員会とPTA代表者等で協議し、県立高校の魅力が児童生徒により効果的に発信できる取組になるよう内容や開催方法に改善を加え、次年度も引き続き実施する方向で検討します。
≪来年度の協議会に向けて≫
○ 今年の高校入試では、4月からの私立高校授業料実質無償化の影響もあり、多くの中学生が私立高校を受験し、合格内定を得たと聞いている。この状況の中では、特に普通科の県立高校は、更なる学校の魅力の向上と発信が必要と考える。
○ 私立高校は、施設・設備面での有利さに加え、早く進路を決めたいという生徒や保護者の心理をとらえて、専願制度によって早期に多くの入学者を確保する傾向がある。県立高校の入学者選抜についても同様の制度の検討が必要ではないか。
○ 地域の中学校卒業予定者数の減少や中学生の進学状況の変化の中で、各県立高校がより特色を出し、魅力を高め、地域の子どもたちの学びと成長の場となるよう、この協議会として主体的に方策を考えていきたい。