1 日時 平成29年9月14日(木)午後2時から午後4時まで
2 場所 三重県合同ビル 4階 G401会議室
3 出席者 三重県廃棄物施策推進会議委員 5名
事務局 廃棄物対策局職員
4 議事
三重県廃棄物処理計画の平成29年度進捗状況と県の主な取組を情報共有し、意見交換を実施。
概要については以下のとおり。
(1)三重県廃棄物処理計画の平成29年度進捗状況について【資料1】
(委員)例えば、一般廃棄物の1人1日あたりのごみ排出量など、本来減らすべきところが現状
として増えている目標項目もあるが、県としてどのように考えているか。
(事務局)平成28年度は伊勢志摩サミットが開催されるなど、事業系ごみが増加していることが
要因であると考えられる。
(委員)ごみの資源化率など、指標として掲げているものがたとえ減少したとしても、経済効
果等は増加しているのかもしれない。それらも踏まえしっかりと評価していく必要がある
と感じる。
(委員)P.17の表2-2-1について、最終処分場の能力のところに残余容量も併せて記載していた
だきたい。また、P.18の監視指導について、もっと県が指導を強化しているとわかるよう
な文言を追加していだたくことで、事業者のコンプライアンス遵守の意識向上が図られる
のではないか。
(委員)P.13の産業廃棄物の排出量について、汚泥が脱水前で計上されている。脱水前の汚泥は
ほとんどが水分のため、他の産業廃棄物との比較が現実的でないと感じる。
(事務局)国の汚泥の考え方が脱水前となっている。他都道府県との比較も考え、三重県廃棄物
処理計画の策定の際に議論し、本計画では汚泥は脱水前の量を用いることとした。脱水に
より汚泥は約80%に減量化される。
(委員)P.14の再生利用については、ほぼマテリアルリサイクルであるとは思うが、再生利用の
方法が分かると、より分かりやすいと思う。
(事務局)有償物として流れるものも多くなってきているので、今後考慮していく必要があるが、
表記手法が難しいのが現状である。
(2)県の主な取組、点検・評価について【資料2~5】
(委員)最終処分量(一般廃棄物)やごみの未利用エネルギー回収量などは既に平成32年度目標
値をクリアしているが、目標値は変えないのか。
(事務局)目標値の変更は行わない。ただし、目標値に向けた方向性や取組は引き続き維持して
いくこととする。
(委員)評価基準について、例えば、目標以上に進んでいるものについては、A+やA++とい
ったより優れた成績であることが分るような評価方法はどうか。
(事務局)表現を参考としたい。評価方法については考えたい。
(委員)A~Dと評価し、その原因と背景を資料5の備考欄などで記載するとわかりやすいので
はないか。
(委員)進捗の遅れているところ、進んでいるところを「見える化」するとよい。県民にも分か
りやすい。
(委員)PCB廃棄物の適正処分率について、なぜ豊田と北九州のそれぞれ2つの目標値がない
のか。
(事務局)三重県廃棄物処理計画策定時には想定外であったため、目標値は1つとなっている。
(委員)未利用エネルギーとは何か。
(事務局)市町等の一般廃棄物を焼却する際に得られる熱回収量である。
(委員)不法投棄される産業廃棄物の主なものは何か。
(事務局)解体くずなどの建設廃材が約7割。
(委員)解体業者向けにセミナー等を実施してはどうか。
(事務局)解体業者の団体向けにセミナーを実施しているが、組織率が低いのが現状である。
引き続きPRしていきたい。
(委員)廃プラが有償物として流れているのが現状であるが、中国が世界貿易機関(WTO)に
対し年内にプラスチックや紙など一部廃棄物の輸入を停止すると通告しているため、今後
国内での廃プラの排出量が増えることが危惧される。現在有償物として流れている廃プラ
の量を把握しておくと良いのかもしれない。
(委員)これら進捗状況等はどのように公表していくのか。市町に早めに情報共有することが重
要である。
(事務局)本会議の開催結果はHPで公表する予定。市町にも情報共有したい。
(委員)評価Bであるが、全国と比較すると優れているといった、三重県が頑張っているところ
が見えると良い。