三重の教育の改革に関する重要な事項を調査審議するため、第4回三重県教育改革推進会議を下記のとおり開催しました。
1 日時 平成28年1月19日(火) 13時30分から15時30分まで
2 場所 三重県農協会館 大会議室
3 出席者 三重県教育改革推進会議委員10名(2名欠席)
4 概要
三重県教育施策大綱(仮称)最終案について報告するとともに、次期三重県教育ビジョン(仮称)最終案について審議しました。
【主な意見】
(全般)
・教育ビジョンを読んだ人の心に残るキーワードやメッセージがあると良い。また、授業の分かりやすさ
や、子どもたちのレジリエンス(折れない心)に関する概念や数値目標があると良い。
・たくさんの数値目標があるが、県内一律ではなく、学校の独自性、主体性も大切に、子どもたちの伸長も
把握しながら、進めていきたい。
・教育ビジョンの実行に向けて、関わる全ての人のやる気が出るものとすることが大切である。数値目標に
ついて、責任の所在を具体的に教育委員会や学校、個人へ落とし込んでいくことで、モチベーションの向
上につながるのではないか。
(学力の育成)
・計画期間内における学力向上の手法は、全国学調、みえスタディ・チェック、ワークシートの3点セット
だけではないので、記述に工夫が必要である。
(外国人児童生徒教育の推進)
・身近な外国人児童生徒と関わりながら、相互に理解し学び合っていく旨の記述を加えてはどうか。
(情報教育の推進とICTの活用)
・子どもたちがスマートフォンを使わない時間をつくるなど、自ら情報機器をコントロールする力を身につ
けることが大切である。
(体力の向上と運動部活動の活性化)
・体力向上のためには、教員が子どもたちに模範となるものを見せる必要があるので、小学校における体育
の専科教員の配置が必要である。
(学びのセーフティネットの構築)
・子どもの貧困対策のため、経済的に困難な子どもたちを支援する施策が設けられ、安心・安全に学べる環
境をつくっていくメッセージが読めることを評価したい。
(学校施設の充実)
・「学校の屋内運動場等の天井等落下防止対策を要する棟数」は、平成31年度においても市町立学校では
23棟残る目標となっている。見込みでも良いので全て解消できる年度を明示するべきではないか。