三重の教育の改革に関する重要な事項を調査審議するため、第4回三重県教育改革推進会議(全体会)を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成27年2月4日(水) 13時15分~16時15分
2 場所 プラザ洞津(津市新町1丁目6-28)
3 議題 (1)「三重県特別支援教育推進基本計画(仮称)」最終案について
(2)「次期三重県教育ビジョン(仮称)」骨格案について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員16人(4人欠席)
※会議は公開で実施しました。
5 概要
(1)「三重県特別支援教育推進基本計画(仮称)」最終案について
「三重県特別支援教育推進基本計画(仮称)」最終案について審議を行い、原案のとおりとしました。
(2)「次期三重県教育ビジョン(仮称)」骨格案について
「次期三重県教育ビジョン(仮称)」骨格案について審議を行いました。主な意見は次のとおりです。
・教育ビジョンの策定に当たっては、県の地方創生総合戦略との整合を図るとともに、国の予算を大いに活用しながら、三重の教育の売りとなるような施策を展開してほしい。そのことが県外からの人口流入や少子化対策にもつながる。
・体力の向上に関しては、幼児期に基本的な体力をつけることが重要である。自然の中での遊びを通して体力を養えることが三重の強みである。
・他県では、学校において朝や休み時間にスポーツやマラソンに取り組んで体力の向上を図っているところもある。本県についても、何か具体的な取組を示すべきである。
・重点取組である「体力の向上と学校スポーツの推進」では、数値目標を「全国大会での入賞者数」や「高校運動部活動の加入率」としているが、文化部の子どもや、運動が苦手な子どももいるので、指標としては適切でない。
・教育の機会均等は、重要な課題であるので、どのような取組ができるのか整理したうえで、もっと踏み込んだ記述が必要ではないか。就学前教育は格差の是正の観点からも重要である。
・グローバル教育について、県として、留学の支援やホームスティの受入れに取り組んではどうか。
・防災教育は、子どもたちの安全確保だけではなく、「自分で自分を守ること」の視点も重要ではないか。
・アクティブ・ラーニングについては、ベースとなる基礎的・基本的な事項の定着が図られていることが前提である。そのためには、教員の研修が重要となる。
・骨格案は良い内容となっている。あとはしっかりと実行し、検証していくことが重要である。