産業教育を取り巻く社会の変化についての分析を深めるとともに、次期「審議のまとめ」(仮称)の策定に向けた柱立てについて協議が行われました。
日時 平成27年2月3日(火) 午後2時00分から午後4時30分まで
場所 県庁7階教育委員室
出席者 三重県地方産業教育審議会委員 9名
<概要>
審議に先立ち、第25回全国産業教育フェア三重大会(平成27年10月31日、11月1日開催)の準備の進捗状況を報告し、委員から、産業界との効果的な連携方法等についてご助言をいただきました。
その後、産業教育を取り巻く環境と生徒の現状について分析を行い、今後の産業教育のあり方について協議が行われました。
また、次期「審議のまとめ」(仮称)の策定に向けた視点や方向性、構成内容について審議が行われました。
<委員からの主な意見等>
ア 産業教育を取り巻く社会の変化について
・ 将来の夢を持つ生徒の割合がさらに高くなるような方策について検討する必要がある。
・ 職業学科の生徒が長期海外留学者をすることも大切。今後、国際社会において活躍できるためには重要な経験となる。
・ 社会のグローバル化の中で教育をどのように改善していくのか示す必要がある。
・ 就職内定率と離職率を分析して、ミスマッチが起きないようにする必要がある。
イ 次期「審議のまとめ」(仮称)の策定について
・ 「スペシャリストの育成」について、「スペシャリスト」という言葉が誤解を招く恐れがある。
・ 人口減少、グローバル化が進展するほど、郷土愛を育み、地域の担い手となる人材の育成が重要である。
・ 「生きる目的や志の育成」、「地域を担う意識の醸成」、「グローバル化への対応」の視点から職業教育の今後を考える必要が
ある。
・ 県や国の施策や方向性とリンクした、総合的な職業教育の視点で考える必要がある。
・ 職業教育の改善・充実には教員の指導力向上の視点も必要である。
<今後の対応>
審議の結果を踏まえ、職業教育の改善・充実に向けた取組を進めるとともに、次期「審議のまとめ」(仮称)の策定に向けて骨子(案)等の構成内容について検討していきたいと考えています。