三重の教育の改革に関する重要な事項を調査審議するため、第1回三重県教育改革推進会議を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成26年5月26日(月) 13時30分~16時10分
2 場所 ベルセ島崎(津市島崎町319)
3 議題 (1)今年度の審議の進め方について
(2)「次期三重県教育ビジョン(仮称)」の策定について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員16人(4名欠席)
※会議は公開で実施しました。傍聴者は4人でした。
5 概要
平成26年度の審議テーマを「次期三重県教育ビジョン(仮称)の策定」「三重県特別支援教育総合推進
計画(仮称)の策定」の2つとし、今後の審議スケジュールについて確認しました。
また、次期三重県教育ビジョン(仮称)の策定に向けた考え方等を確認し、教育を取り巻く環境変化や諸
課題等について意見交換を行いました。
主な意見は次のとおりです。
・ 経済格差が広がっているが、家庭の経済状況にかかわらず教育機会を保障していくことが重要である。
・ 学力向上については、経済界とも連携した県民総参加の取組を一層進めるべきである。
・ 学力向上については、家庭の教育力向上の視点が重要である。
・ 次期教育ビジョンでは、インクルーシブ教育の視点を盛り込むべきである。
・ 道徳教育については、しっかりと次期教育ビジョンの基本理念に位置づけていくべきである。
・ スマートフォンの普及により、子どもたちの生活スタイルが変わってきている。10年後の姿は不透明
だが、ネット社会におけるコミュニケーションの在り方について考えていくべきである。
・ いじめ問題への対応とともに、不登校への支援にしっかりと取り組むことが重要である。
・ 我が国はGDPに対する教育費の支出が先進諸国の中で低位にある。教育費の確保を行うべきである。
・ グローバル教育については、幼児期から英語に触れる機会を増やすとともに、コミュニケーション力を
高めることが大切である。あわせて母国語力の向上も重要である。
・ 次期教育ビジョンでは、三重県の強み・弱みを分析したうえで、三重県の独自性、先進的な取組を示し
ていただきたい。
・ 幼稚園からのキャリア教育に取り組んでいくことが必要と考えている。
・ 三重県は全国平均と比較して通塾率が高いにもかかわらず、全国学力・学習状況調査の結果が低位にあ
ることや、学校での読書活動が進んでいる一方、家庭での読書が定着していない点について分析が必要で
ある。
・ 少子化が進む中で今と同じ形での義務教育が維持できるのかという観点での検討が必要である。持続可
能なまちづくりのために、少子高齢社会におけるモデル的な教育の取組ができないか。