三重県教育改革推進会議の第1部会(テーマ:「三重県教育ビジョン」の中間点検)を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成26年1月17日(金) 13時30分~16時
2 場所 プラザ洞津(津市新町1-6-28)
3 議題 「審議のまとめ(案)」について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員9名
5 概要
「三重県教育ビジョン」の中間点検について、「審議のまとめ(案)」に基づき、部会として最終の審議
を行うとともに、「今後2年間に特に注力する取組について」や「次期三重県教育振興基本計画の策定に向
けて」の審議も行いました。
主な意見は次のとおりです。
(1)「三重県教育ビジョン」の中間点検ついて
・「三重県教育ビジョン」に書かれたことが教員に浸透し、地域にも広がってきている。そういう意味で、
中間点検は重要である。
・ICTについては、ツールとして活用することにより学力を高めることが大きなねらいなので、「教員の
資質の向上」だけでなく、「学力の向上」の施策としても記載したらどうか。
・「社会教育・スポーツの振興」では、県内の各地域の子どもたちが文化施設やスポーツ施設にアクセスし
やすくする視点についても考慮したらどうか。
・「豊かな心の育成」の中の「規範意識」については、授業での学習規律を中心にとらえるより、広く基本
的生活習慣ととらえた方がよいのではないか。
(2)今後2年間に特に注力する取組について
・土曜日の活用の仕方について検討することと、8年後の国体にむけて指導者を育成して競技力の向上を図
ることが必要である。
・学力の向上について、具体的な目標設定が必要である。
・学力の向上については、家庭の教育力に課題があると感じている。家庭の教育力の向上のための施策に力
を入れることが大切だ。
・学力の向上には、子どもたちが、何のために学習するのかということや、学習することが必要だというこ
との意識をもつようにすることが大切である。
・「教育ビジョン」に書かれたことが成果として表れるように、学校やPTA等それぞれの主体が果たす役
割を明確にするようなしくみづくりが必要である。
・学力の向上について、全国学力・学習状況調査の順位よりも各問題の正答率に着目して考えるべきであ
る。土曜日の活用については、県教育委員会が学校週5日制の総括を示すことが必要である。
・土曜授業では、子どもが家庭に帰ってからの生活によい効果を及ぼすように、時間を有効に使う取組にし
ていくことが大切である。
(3)次期三重県教育振興基本計画の策定に向けて
・英語教育が課題であり、特に小学校において、楽しみながらコミュニケーション力がつくような英語の授
業が行われるようにしてほしい。
・データに基づいてしっかりと議論すること、達成すべきミニマムなのかスタンダードなのか取組方向なの
かを明確にすることが大切である。また、実現や持続が可能なのかどうかを教育委員会で十分に検討する
こと、多くの人に参画してもらうことが必要である。
・教員の資質の向上について、人間としての魅力に重きをおいてほしい。