三重県教育改革推進会議の第2部会(テーマ:「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」の策定)を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成26年1月16日(木) 14時~16時30分
2 場所 プラザ洞津(津市新町1-6-28)
3 議題 「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」骨子(案)について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員7名
5 概要
「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」の骨子(案)に基づき、「インクルーシブ教育システムの推進」や「特別支援学校における教育の推進」等、項目別に審議を行いました。
主な意見は次のとおりです。
・「特別支援教育全般の現状と課題」では、小中学校と高等学校だけでなく、幼稚園についての記載も必要
である。
・「発達障がい等のある児童生徒への対応」では、保護者への対応を円滑に行うために、医師等の専門職の
協力が必要である。
・連続性のある多様な学びの場を整備していくためには、特別支援教育の担当者だけではなく、全教職員が
一丸となって協力していくことが大切である。
・高校になってから二次的な障がいが現れることもあるので、高校教育においてもきちんと対応できる体制
をとっていくべきである。
・小中学校の特別支援学級については教員の計画的な配置について記述しているが、通常の学級でも専門的
な支援が必要であり、そのための教員配置が必要である。
・就学前の健診については、行政が前に立った形で進めていくべきであるが、障がいを見つけるためだけで
はなく、どのように支援するかをみんなで考えていくという視点が重要である。
・障がいのある子どもの周囲にいる子どもや、その保護者の理解がなければ、特別支援教育は進まない。
・障がいのある子どもと交流したり、共同学習することによって、周囲の子どもたちも学び、成長すること
ができる。
・通常の学級の保護者の意識を変えるためには、保護者が特別支援学級にかかわることが必要であり、その
ための取組を学校が考えなければならない。
・障がいがかなり重度であっても、小中学校の特別支援学級に通いたい子どももいるので、特別支援学校の
教員が小中学校を巡回し指導等を行うセンター的機能を発揮し、子どもたちへの対応の仕方を共有するこ
とが大切である。