三重県教育改革推進会議の第2部会(テーマ:「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」の策定)を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成25年10月24日(木) 14時~16時30分
2 場所 プラザ洞津(津市新町1-6-28)
3 議題 「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」の策定
(1)県立高等学校に在籍する発達障がいの可能性のある生徒に関する調査の実施について
(2)三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)の柱立て(案)に基づく現状と課題の整理について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員8名(1名欠席)
5 概要
三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)の柱立て(案)に基づき、「インクルーシブ教育の推進」や「特別支援学校における教育の推進」等、項目別に現状を分析し、課題を整理するための審議を行いました。
主な意見は次のとおりです。
・「発達障がいハンドブック(仮称)」の活用も大切であるが、教員の知識のみならずスキルが向上するような取組を具体的に進めてほしい。
・軽度な発達障がいは1歳半や3歳の健診ではわからないことが多いが、早く見つけて対応することが重要である。そういう意味で5歳の健診は重要である。
・5歳健診の取組はありがたいが、医師によって健診内容が統一されていなかったり、市町によって実施状況に差があったりするようなので、県のはたらきかけが必要だと思う。
・医療・福祉・教育の途切れのない支援や相談体制をしっかりと整えることが重要である。
・インクルーシブ教育を推進すると、医療的ケアの必要性が高まる可能性があり、県からの支援が必要である。
・通級指導では、移動にかかる保護者の負担が大きい。すべての学校で通級指導を行うような方向性を打ち出すべきではないか。
・障がいについての保護者への理解啓発を進めるため、ぜひとも県で具体的な方策を考えてほしい。
・「発達障がい」の用語を、特性を表す語として使用しているのか、人を表す語として使用しているのかあいまいである。
・学習障がいの中には小学校に入った後にしか見つけられないケースもあり、教員の理解度を上げて見つける工夫をすることが必要である。
・家族への対応については、子どもの障がいを理解していただくだけでなく、関係者が家族の気持ちに寄り添うことが必要である。
・教師にゆとりがあると、きめ細かな指導が可能になるので、教育環境の整備は大切である。