11月19日に開催した第3回第1部会での審議を踏まえ、「第1部会の審議の
まとめ(案)」について審議しました。
日時 平成25年 1月 9日(水) 9:00~11:40
場所 プラザ洞津(津市)
議題 「第1部会の審議のまとめ(案)」について
出席者 三重県教育改革推進会議 第1部会委員
<概要>
第3回第1部会で審議し概ね了承された「今後の進め方」及び「具体的方策の
イメージ」を基に、事務局で作成した「第1部会の審議のまとめ(案)」につい
て審議をしました。
「第1部会の審議のまとめ(案)」は、教員の資質の向上に係る部会での審議結果
について、
1.学校での「わかる授業」「楽しい授業」を創造する授業力の向上
2.県総合教育センター等での集合研修中心から、学校・地域での研修への転換
3.OJTの活性化、校内研修体制の確立に向けた学校支援の充実
を柱に、具体的方策をまとめたものです。
<委員から出された主な意見>
・昨年度まとめたキャリア教育の充実などの視点を、今年度のまとめにも生かし
てはどうか。
・あとは、目標を持ってこの答申を実行するだけである。
・学力向上を進めるうえで、子どもたちに対しては、自分がしたいことを実現す
るのは過酷なことであり、それには勉強することが必要であるということを教
えていくべきである。
・学校は、厳しいグローバル化社会に対応できる人材を育成していくために、楽
しいだけではいけない。社会情勢に対する経済界と教育界の認識が乖離してい
るので、経済界が学校現場にもう少し関わってはどうか。
・若い教員の授業力向上を図るには、アドバイザーのように必要な時だけ訪問し
指導をするのではなく、メンター制度のように、キャリアの少ない教員に経験
豊かな教員が常に寄り添うような体制が必要ではないか。
・具体的方策の記述については、各学校や教員一人ひとりの授業力向上の取組を
記述したうえで、県教育委員会としての具体的な支援を記述してはどうか。
・現場の教員にとって、よく理解できる内容となっている。授業は学校での時間
の大半を占めるものであり、授業が充実していないと学校が楽しくなくなるこ
とから、教員の果たす責務が大きいということを加えてはどうか。
・子どもたちが学ぶ意欲や真理を追究する力を身に付けられるよう、授業力を向
上することが必要であることを盛り込んでほしい。また、資質向上をはかる中
で、教員が子どもをしっかり見抜く力を持つことが必要である。
・管理職のマネジメントの基本は、教員の置かれている状況を見抜く力ではない
か。
<今後の対応について>
第4回で出された意見を踏まえ、「第1部会の審議のまとめ(案)」を修正し、
2月4日(月)に開催する第4回全体会で報告し、審議する予定です。