全体会では、「県立特別支援学校整備第二次実施計画」の改定について審議を行い、
引き続き、2つの部会でテーマごとの審議を行いました。
日時 平成24年11月19日(月) 13時00分 ~16時00分
場所 プラザ洞津(津市新町1-6-28)
全体会 13時00分~14時00分 高砂の間
第1部会 14時00分~16時00分 末広の間
第2部会 14時00分~15時00分 明日香の間
議題 ○全体会
「県立特別支援学校整備第二次実施計画」の改定について
○第1部会(「教員の資質の向上」部会)
「教員の資質の向上」について
○第2部会(「計画の改定・策定」部会)
「県立高等学校活性化計画(仮称)」の策定について
概要及び、委員からの主な意見は次のとおりです。
○全体会
第2部会で2回審議を行ってきた「県立特別支援学校整備第二次実施計画」の改定に
ついて、さらに審議を深めました。主な意見は次のとおりです。
・「あすなろ学園に入院する児童生徒の重度・重複化によって」という記述については、
「あすなろ学園に入院する児童生徒は、治療や支援の内容が多岐にわたるなど高度な
専門的医療と個別の教育環境が必要となっており、発達支援を継続するには医療と教
育の連携が重要であることを踏まえ」としてほしい。
・障がい者の就職について、公的な機関から取組を始めることで雇用率は上がると思う。
○第1部会
第1回(8月6日)及び第2回(9月19日)の意見を踏まえ、教員の資質の向上に
係る県教育委員会としての見直しの視点及び基本方針をまとめ、それに基づく具体的
方策のイメージを提示し、審議を行いました。主な意見は次のとおりです。
・民間企業における経験から、同期の社員同士等がチームを組んで互いに研鑽していく
ヨコのつながりと、上司による評価というタテのつながりが大切であると考える。授
業力向上においても、同じことがいえるのではないか。
・教師の資質の向上を図るには、学校で働く環境を整えて職員満足度を上げることが必
要であり、そのためには管理職のマネジメント力が重要となる。
・基本方針は理解できるが、授業力を向上するための切り口としてはいろいろな側面が
あるので、単に授業の「How to」さえつくればよいというものではないし、そ
ういう誤解を与えてはいけない。
・本人が必要性を感じて研修を受けなければ、効果はない。若い教師がチームを作り、
自ら取り組むような工夫や仕組ができればよいのではないか。
・「わかる授業」「楽しい授業」の中身として「考える力や探究力をつける授業」とい
う要素を入れるべきである。また、教員免許更新講習に「わかる授業」「楽しい授業」
を行うための内容を取り入れるよう、県教育委員会として関係大学に要望しても良い
のではないか。
○第2部会
「県立高等学校活性化計画(仮称)」について、第2回(11月5日)での意見を踏ま
え、さらに審議を深めました。主な意見は次のとおりです。
・高校の活性化について「各学校の現状に応じた活性化の取組」という記述だけではな
く、夢のある内容が必要である。中高一貫教育など斬新な取組も必要ではないか。
・以前の案では抽象的な記述であったが、「活性化を進める」ことが明言できていると
思う。
・今後、この計画案が教育委員会で教育委員によって協議されることになるが、その時
にどのような協議がなされたか、この部会の委員にも見えるようにしてほしい。
・入学者選抜について、現制度には課題があると思うので、制度の変更について明確に
記述する必要があるのではないか。
・インターンシップについて、「どの学科においても、取組を拡充します」とあるが、
様々な学校の状況を踏まえて検討してほしい。
・「活性化計画」ができて、それをもとに高等学校の活性化を進めるにあたっては、市
町等教育委員会との連携を大切にして取り組んでほしい。
今後の対応方針
・「県立特別支援学校整備第二次実施計画」の改定については、本日の意見を踏まえ、
今後、教育委員会定例会において、計画の改定を行います。
・「教員の資質の向上」については、第4回第1部会(平成25年1月9日予定)におい
て、さらに審議を深めます。
・「県立高等学校活性化計画(仮称)」の策定については、12月中旬の教育警察常任
委員会での説明を経て、約1ヶ月間のパブリックコメントを実施する予定です。