第1回第2部会(8月6日開催)の意見を踏まえて、「県立特別支援学
校整備第二次実施計画」改定について審議を深めました。また、「県立
高等学校活性化計画(仮称)」(案)についても審議を行いました。
日時 平成24年11月5日(月) 13:30~16:20
場所 プラザ洞津(津市)
議題 「県立特別支援学校整備第二次実施計画」の改定について
「県立高等学校活性化計画(仮称)」(案)について
出席者 三重県教育改革推進会議 第2部会委員
委員から出された主な意見は次のとおりです。
○県立特別支援学校整備第二次実施計画」の改定について
・高等学校入学後に発達障がいが発見されることがあるので、その場合
に適切な対応をお願いしたい。
・高等学校における特別支援教育については、中学校の特別支援学級の
保護者が不安を感じず、夢を持てるよう、充実をお願いしたい。
・東紀州くろしお学園の整備について、地元の保護者等は建設場所が決
まり喜んでいる。現場の意見を聴き、使いやすい施設にしてほしい。
・盲学校、聾学校のあり方について、今回は改定されないようだが、年
齢が小さいなどの理由で津にある学校に通えない子もいるので、地元
の小学校への専門の先生の派遣等を検討してほしい。
・寄宿舎のあり方ついて、今後統合等を「総合的・計画的に検討を進め
る」とあるが、他県では訴訟も起こっているので、慎重に進めること
が必要である。
○県立高等学校活性化計画(仮称)」の策定について
・三重県型「学校経営品質」の考え方は浸透しているが、机上での計画
や評価になってしまっている面があり、教職員が不満を持つ場合があ
るように感じる。また、副校長や主幹教諭、指導教諭を配置すること
を検討するとあるが、そのことにより学校が円滑な運営体制を整えら
れるかどうか疑問である。
・グローバルな舞台で活躍できる人材を育成するための理数教育・英語
教育の取組はたいへん良い。このような取組をさらに推進していくべ
きである。
・就職希望者の多い普通科における取組の一つである「義務教育段階の
学習内容の確実な定着」は、現実的にニーズがあるとは思うが、義務
教育を経て高校に入学していることから考えると、矛盾を感じる
・大学等高等教育機関への進学希望が多い普通科において「生徒が学校
を越えて共に学びながら切磋琢磨する機会を設ける」とあるが、多様
な進路希望の生徒がいる普通科でも取り入れれば、生徒は刺激を得る
ことができるのではないか。
・東紀州地域の記述については、地域の声を聞いてまとめていただいて
おり、わかりやすい表現になっていて良いと思う。少子化が進み、将
来的に木本高校と紀南高校が統合することは仕方がない。その際、財
政的に厳しいことは理解しているが、防災上安全な場所に新しい校舎
を建てることを選択肢からなくさないでほしい。
今後、いただいたご意見等を踏まえ、「県立特別支援学校整備第二次
実施計画」の改定については、11月19日(月)に開催する全体会で
審議を行います。
また、「県立高等学校活性化計画(仮称)」の策定については、11
月19日(月)の全体会に続いて開催する第3回第2部会にて、さらに
審議を深めます。