令和5年度第1回三重県教科用図書選定審議会の概要について
1 日時
令和5年4月27日(木) 14:00~15:20
2 場所
三重県庁 教育委員室
3 会長・副会長の選出
会 長・・・伊藤 信成 委員(三重大学教育学部長)
副会長・・・羽山 哉美 委員(鈴鹿市立鼓ヶ浦中学校長)
4 諮問
県教育委員会から三重県教科用図書選定審議会に対して、令和6年度から小学校で使用する教科用図書
の採択について諮問
・ 教科用図書採択地区協議会規約例
・ 令和6年度使用小学校用教科書の採択基準
・ 三重県教科用図書選定審議会調査員の調査実施項目
・ 三重県教科用図書選定審議会調査員の選任
・ 令和6年度使用小学校用教科書選定に関する参考資料
5 事務局からの説明
(1) 教科用図書採択制度と教科用図書選定審議会について
・ 教科書が使用されるまでの基本的な流れと教科書採択の仕組みの概要
・ 本年度は、令和6年度から小学校で使用する教科用図書の採択の年であり、県教育委員会は、本審
議会での審議を踏まえ、市町教育委員会及び国立・私立学校長の行う教科用図書の採択に関する事
務について、適切な指導、助言又は援助を行うこと
・ 三重県教科書センターで、6月14日から7月18日までの期間のうち14日間、教科書展示会を開催
する予定であること
6 審議
(1) 教科用図書採択地区協議会規約例(案)について
(2) 教科用図書採択地区における小学校で使用する教科用図書の採択基準(案)について
(3) 三重県教科用図書選定審議会調査員の調査実施項目(案)について
(4) 三重県教科用図書選定審議会調査員の選任について
※調査員は、採択事務が終了する8月31日までは非公開
<事務局からの説明の概要>
・ 教科書採択における公正確保を徹底する必要があること
・ 審議(1)各地区が採択地区協議会を開催する際に必要となる「採択地区協議会規約」を、例として
県が示すこと
・ 審議(2)各地区において採択を行う際の基準となる採択基準を県が示すこと
・ 審議(3)調査員が調査を実施する際の項目を県が示すこと。調査実施項目等は、令和4年度に、本
審議会でまとめられた「令和5年度採択に向けた三重県教科用図書選定審議会調査員の調査実施項
目の方向性」をもとに改訂したこと
<審議の概要>
【質問】審議(2)について、国の通知では「小学校英語の教科書採択ついては、デジタル教科書を調査
し、考慮の一事項とすることができる」とあるが、すべての教科でデジタルコンテンツの内容を調
査する必要があるか。
(回答)調査・検討の対象は紙の教科書が基本である。令和2年度に行った採択と同様に、各教科書のデジ
タルコンテンツの数は調査する予定であるが、内容の調査までは求めない。
小学校英語については、文部科学省から各発行者のデジタル教科書の一部が見本として送付される
予定であり、その見本は調査対象である。
【質問】審議(2)「従前の採択教科書を適正に評価し、採択地区内の小学校教育の実情を十分に勘案す
る」とは、どのように考えればよいか。
(回答)教科書採択については、各採択地区における、これまでの採択や使用状況を考慮しながら、それぞ
れの地区において実施するものである。
【意見】審議(3)「他の教科等との関連~」という表現について、STEAM教育など、教科横断を進める
ため、もう少し踏み込んだ表現にすることはできないか。
(協議)教科横断の授業推進は、教科書採択後に実施することであり、教科書採択の段階においては、本記
述で十分であると考える。
〇 審議の結果、審議(1)~(4)について、原案通りと決定された。
7 その他
令和5年6月15日に、第2回教科用図書選定審議会を開催する。