第3回 知事との「婚育トーク」 in 三重交通株式会社
第3回のトークは、三重交通株式会社の管理職・新婚の従業員の皆さんにお集まりいただき、知事と意見交換しました。トークの様子
はじめに、知事から結婚や子育てに関する県内の状況や県の取組について説明を行いました。 続いて、参加者の自己紹介の後、三重交通グループホールディングス株式会社の岡本会長にご挨拶いただき、その後、三重交通株式会社雲井社長から、会社における結婚支援の取組について説明をいただきました。 |
【岡本会長ご挨拶】 |
今日はありがとうございます。 ホールディング会長として、グループそれぞれの会社にあった支援制度を一つひとつ積み上げることで、社員の皆さんの働き方をバックアップしたいと思っています。各会社には、従業員ファーストで働き方を考えて欲しい、会社ファーストにならないように、と伝えています。 |
【雲井社長による三重交通株式会社の取組紹介】 |
当社では昔、社内結婚は少なかったのですが、最近増えてきました。以前は、結婚してやめられる女性も多かったのですが、最近は残ってくれる方も増えてきました。私どもは、そうした従業員を支援したいと思っています。 ・現在、産休・育休取得者は5名おり、また、育休後、復帰して時短勤務を行っている者も6名います。中には、結婚後、1度退職をされた女性に再度運転手として仕事に復帰いただいた例もあります。 |
新婚の皆さんからは、「制度だけでなく上司や先輩からの温かい言葉のおかげで、結婚・出産後も働き続けることができた」「結婚して、家族への感謝の気持ちが強くなった」などのお話をいただきました。
また、「頼もしいパートナーがいることは仕事のモチベーションにつながる」、「責任感が出てきた」「結婚や子育ての話ができるようになり、独身時代に比べ先輩や上司との会話が増えた」など、結婚が仕事にもよい影響があったことを紹介いただきました。
【鈴木知事コメント】 子どもと1対1で向かい合う時間を持つことができるというのは、貴重な経験なので、ぜひ男性も積極的に育児にかかわっていただきたいと思います。 産休・育休で仕事に穴を開けてしまうのではと後ろめたい気持ちをもってしまいがちですが、そんなときに上司や先輩との会話があると嬉しいだろうなと思いました。 |
自身の結婚については、パートナーとの会話は大切。「小言はさらっと、感謝は大げさに言うことが結婚生活を楽しく続ける秘訣」という結婚生活の先輩としての言葉もいただきました。
また、上司が休みをとらないと部下もとりづらいと思うので、自分が率先して休暇をとるようにしたことや、昨年社内でボーリング大会を行い、職場のコミュニケーションの活性化をはかったことなどをお話しいただきました。
さらに、社員の8割を超える運転手の皆さんには個人の希望の聞き取りをし、できるだけ勤務体制を配慮できるようにしているとのことでした。
【鈴木知事コメント】 独身者が多い職場であっても、仕事をしているだけではなかなか出逢うことは難しいと思います。先ほど、ボーリング大会の話がありました。いい事例だと思っています。 |
新婚の皆さんからのメッセージ |
管理職の皆さんからのメッセージ |
トークを終わり、雲井社長に感想をいただき、鈴木知事からお礼を述べました。
【雲井社長コメント】 特に若い人がそれぞれしっかりとした考えを持っているので、安心しました。 本日のトークで、社員の結婚・子育てについて、企業の果たすべき役割は今後ますます重要になってくると感じました。 社員への支援については、アンケートなども実施しながら、何を行ったらよいか考えていますが、より社員のためになる会社をめざしていきたいと思います。 |
【鈴木知事コメント】 バレンタインデーにふさわしい幸せ感の出たトークだったと思います。 男性の皆さんには、是非、育児休業の取得をよろしくお願いします。 また、今回のお話で、ちょっとした声かけが大事なのだと思いました。これは、パートナーにも、職場の仲間に対してもそうです。こうした声かけは、個人のライフだけでなく、仕事にもよい影響があると思います。 管理職の方からは、地域コミュニティの形成について話がありましたが、結婚や子どもを持つことで、いままでなかった人とのつながりができるというのは、自分の成長にもつながる大切なことだと思います。結婚や子育てが、新たな出会い、地域づくりにつながるということが、大変重要なメッセージだったと思います。本日はありがとうございました。 |
参加者全員で記念撮影
これまでの婚育トーク
第2回 知事との「婚育トーク」 in ゆめぽりす伊賀立地企業連絡会
第2回のトークは、伊賀市にあるゆめぽりす伊賀の立地企業から3つの企業の管理職・新婚の従業員の皆さんにお集まりいただき、企業や地域の結婚支援について知事と意見交換しました。※ゆめぽりす伊賀立地企業連絡会
伊賀市にある上野新都市「ゆめぽりす伊賀クリエイトランド」に立地する27の企業・団体で構成する団体
トークの様子
はじめに、知事から結婚や子育てに関する県内の状況や県の取組について説明を行いました。 続いて、参加者の自己紹介の後、ゆめぽりす伊賀立地企業連絡会の田山会長(中外医薬生産株式会社 代表取締役社長)から、連絡会における結婚支援の取組について説明をいただきました。 |
【田山会長説明】 |
ゆめぽりす伊賀に立地する企業は、関西圏から進出した企業も多く、いずれの企業も従業員の定住に力を入れています。 こうした中、医薬品・化粧品関連企業には多くの女性が勤めており、一方で機械製造工場などには男性従業員が多いという状況が見られることから、ゆめぽりす伊賀立地企業連絡会として、企業の枠を超えた出逢いの場づくりに取り組んでいます。 平成26年度からは、市の補助を受けた上野商工会議所や地元商工会とも連携し、毎年、出逢いイベントを開催しており、毎回多くの出逢いが生まれています。 |
新婚の皆さんからは、「独身の頃、結婚後の家事負担が心配であったが、パートナーの理解・協力があって乗り越えられた」「結婚後の経済面に不安があったが、妊娠・出産や子育てなどに利用できる支援制度あることを知り、心強く感じた」などのお話をいただきました。
また、「家庭のために、仕事の時間管理をしっかりするようになった」、「自分を支えてくれるパートナーの存在が精神的にも支えとなっている」など、結婚が仕事にもよい影響があったことを紹介いただきました。
【鈴木知事コメント】 自分のことを応援し、側にいてくれるパートナーの存在はとても心強いものです。私も皆さんの意見に共感します。 妊娠・出産や子育てなどを支援する制度はたくさんあります。私どもは、こうした制度をもっと多くの皆さんに知っていただく努力が必要だと感じました。 |
また、「家事や育児を、男女の隔てなく取り組む意識について、労使双方の意識改革が大切である」、「結婚には、相手を思いやる気持ちを持ち続けることが大切だ」など、結婚生活の先輩としての言葉もいただきました。
さらに、部下の結婚支援については、「従業員のプライベートに関する問題であり、管理職として難しい側面もある」との感想も聞かれました。
【鈴木知事コメント】 結婚支援には、さまざまな形があります。ある企業では、社内で運動会を実施し、仕事以外で社員が集まる場を作ったことで、これが社内結婚につながったと聞きました。このように、企業は、できることから取り組んでいただきたいと思います。 ワーク・ライフ・バランスの取組について、従業員の皆さんからは、時間単位で休暇を取得できる制度は好評のようです。個人のライフスタイルに合わせて勤務時間を考えることは、従業員の働きやすさにもつながると思います。 |
新婚の皆さんからのメッセージ |
管理職の皆さんからのメッセージ |
トークを終わり、田山会長に感想をいただき、鈴木知事からお礼を述べました。
【田山会長コメント】 若い人にとっては、経済的なことが大きいと思います。特に他の地域から転入された人に、地域社会がもっと手厚く支援することが必要ではないかと思っています。 社員の結婚式などで、私は、若い二人に「相手の気持ちを大切に」と言葉をかけています。自分自身が、さまざまな人に支えられていることを感じるようになれば、人は謙虚になれるのではないでしょうか。 |
【鈴木知事コメント】 本日はありがとうございました。 家族のありように正解はありません。家族が10組あれば10通りのしあわせがあります。「こうあるべきだ」と、無理に正解を求めすぎないことが、これから結婚しようとする人も、既に結婚した人にも大切だと思います。 また、結婚をめぐる状況は時代により変化します。結婚につながる地域での出逢いや、結婚を応援する取組も新しいものが生まれてきます。こうした動きを、結婚を希望する多くの方に知っていただき、利用していただくことが大事なのかなと思います。 |
参加者全員で記念撮影
第1回 知事との「婚育トーク」 in 東芝
第1回のトークは、管理職の方2名と新婚の社員の皆さん3名と、知事が意見交換を行いました。
続いて、新婚の従業員の皆さんと、結婚の感想や、結婚して仕事や生活の面からよかったと思うことなどについて意見をお聞きしました。
新婚の皆さんからは、「独身の頃、結婚後の家事負担が心配であったが、パートナーの理解・協力があって乗り越えられた」「結婚後の経済面に不安があったが、妊娠・出産や子育てなどに利用できる支援制度あることを知り、心強く感じた」などのお話をいただきました。
また、「家庭のために、仕事の時間管理をしっかりするようになった」、「自分を支えてくれるパートナーの存在が精神的にも支えとなっている」など、結婚が仕事にもよい影響があったことを紹介いただきました。
トークのはじめに、知事から結婚や子育てに関する県内の状況や、県の取組について説
明しました。
続いて、新婚の皆さんとは、結婚の感想や仕事への影響、結婚を希望する独身者に必
要な支援などの意見交換を行いました。
新婚の皆さんからは、結婚して健康的な生活や、精神的なゆとりが得られ、仕事にも
よい影響があったことなどが語られました。ある男性社員は、お子さんができたことを
この場で初めて披露し、知事をはじめ、皆さんから祝福の拍手を浴びるサプライズもあ
りました。
結婚の希望を持つ方への支援策については、会社の枠を超えた出逢いの場の設定や、
もっと気楽に参加できるイベントが地域に多くあればよいといったご意見もいただきま
した。
【鈴木知事コメント】 結婚して仕事にもよい影響があったということは、私も共感します。このことをもっとPRすれば、企業における結婚支援の取組も広がるかもしれませんね。 |
部下の支援について意見交換を行いました。
現在の取組として、家族のために定期的な有給休暇の取得促進や、仕事にとらわれな
いテーマで、社員一人一人がスピーチする場を設け、他の従業員の私生活の参考にもし
てもらう工夫などについてご紹介いただきました。
結婚を希望する部下には、結婚のよさを話したり、独身の社員にもプライベートな時
間を確保できるよう配慮したいとのご意見も出ました。
【鈴木知事コメント】 忙しい業務の合間を見て、工夫して仕事と家庭の両立支援に取り組んでいる様子がうかがえました。管理職の皆さんは、たとえ小さなことであっても、部下の皆さんに”目に見える“取組を進めて欲しいと思います。 |
いただきました。
今回の「婚育トーク」を終えて
【株式会社東芝 四日市工場 松下工場長 コメント】 結婚を希望する従業員を支援することの大切さを改めて感じました。独身の方には、仕事だけでなく、しっかり自分の時間も作っていただいて、結婚後もさまざまな制度を活用し、安心して結婚し子育てをしていただきたいと思います。 |
【鈴木知事コメント】 いい意見交換をさせていただきました。結婚というものは、しんどいこともありますが、そうした部分も含めて、パートナーがいることの「しあわせ」を感じることができると思っています。県としても、こうした「しあわせ」を積極的に発信していきます。 |