実験動物について
実験動物とは?
生命科学の探究、人及び動物の健康・安全、さらには環境の保全と再生など多くの課題解決のために用いられる、ラット・マウス・ウサギなどのさまざまな動物を言います。
例えば、医薬品が開発されるうえで、その有効性・安全性・危険性について重要なデータを提供してくれます。
実験動物における3Rの原則
これら実験動物は、我々に多大な恩恵を与えてくれる一方、その生命と身体の犠牲を強いられます。そのため、彼らが命ある動物であることを第一に、動物に対する感謝の念と動物福祉の立場からの適切な配慮が重要です。
その取扱いには、基本として3Rの原則が守られなければなりません。
※3Rの原則 実験動物福祉の原則、動物実験の適正化の原則として国際的に普及・定着している考え方です。
①苦痛の軽減 Refinement ②代替法の検討 Replacement ③使用数の削減 Reduction
適正な取扱いについて
平成17年度に改正された『動物の愛護及び管理に関する法律』(以下、動物愛護管理法)においても、実験動物の取扱いについて配慮する事項が追加されました。
また、動物実験を行う場合、動物愛護管理法以外に各関係省庁により策定された指針及びガイドラインなどに基づいた適正な実験動物の取扱いをする必要があります。