平成22年度教育訓練実施要領
4.教育科目及び時間数・教育目標
(1) 消防職員教育
1.初任科
消防職員として、必要な基礎的知識と実技及び厳正な規律と、旺盛な気力並びに体力の練成を図るとともに、警防隊員として基本的活動ができること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
倫理 |
4 |
消防職員としての職責と心構えについて理解させるとともに円満な人間性を育成する。 |
情操 |
13 |
消防職員として要求される幅広い視野と豊かな心を養う(講話・接遇・人権教育等)。 |
法制通論 |
15 |
法学の基礎知識及び民法、刑法、行政法等と消防の関係等についての知識を養う。 |
消防法 |
13 |
消防作用の法体系を理解させる。 |
消防制度 |
11 |
地方自治の理念並びに消防制度の推移と現在の消防組織及びその任務についての知識を養う。 |
服務と勤務 |
23 |
消防職員としての職責、規律等を理解させるとともに、文書実務、個人情報取扱、惨事ストレス等についての知識を養う。 |
理化学 |
17 |
物理化学、電気と災害、燃焼と消火及び消火剤等の消防活動上必要な科学的知識を養う。 |
予防広報 |
25 |
火災予防行政、防火管理、消防広報及び自主防災組織及び住民指導についての知識を養う。 |
危険物 |
16 |
危険物施設、危険物規制についての知識を養う。 |
消防用設備 |
13 |
消防用設備、消防用設備規制についての知識を養う。 |
査察 |
25 |
査察の基本的事項、着眼点及び違反処理の概要について理解させる。 |
建築 |
7 |
建築構造、建築物の防火及び建築法令の体系について理解させる。 |
安全管理 |
12 |
安全管理の意義、重要性及び安全対策について理解させる。 |
特殊災害と保安 |
6 |
放射線、高圧ガス及び火薬等による災害について消防活動上必要な知識を養う。 |
火災防ぎょ |
25 |
各種火災の基本的防ぎょ行動と消防法との関係についての知識を養う。 |
火災調査 |
15 |
火災原因調査、損害調査及び各関係書類の作成方法についての知識を養う。 |
防災 |
23 |
気象と災害、地震対策、災害対策、水災防ぎょ、防災航空等についての知識を養う。 |
救急 |
25 |
救急業務の沿革、意義及び体制等の基礎知識と観察及び心肺蘇生法等の基本的技術を養う。 |
消防機械・ポンプ |
20 |
消防用自動車、消火器具等の構造、取扱方法等及びポンプ性能、送放水の諸条件等現場活動に必要な知識を養う。 |
訓練礼式 |
60 |
厳正な規律の保持、秩序ある団体行動の基本と礼式を養う。 |
消防活動訓練 |
94 |
水利部署、吸水要領、ホース・吸管延長要領、放水要領及び検索要領等の消防活動要領を習得させる。 |
救助訓練 |
42 |
ロープ取扱・結索要領及び降下・登はん・渡過・確保要領等の技術の習得を図る。 |
機器取扱訓練 |
52 |
消防器具・はしご・空気呼吸器等の操作要領を習得させる。 |
消防活動応用訓練 |
104 |
各種災害を想定した防ぎょ、救出救助に関する実戦的訓練、校外での想定訓練及び総合査閲訓練を実施する。 |
体育 |
41 |
体育理論、ケガ防止策、体力練成、ウエイトトレーニング等消防活動に必要な体力、気力を養成するとともに各自の体力を測定する。 |
実務研修 |
32 |
県消防操法大会、救助技術指導会東海大会、施設研修を通じ消防人としての人格及び資質の向上を図る。 |
選択研修 |
54 |
陸上特殊無線技士、玉掛、小型移動式クレーン、危険物取扱者の必要な資格の取得を図る。 |
行事その他 |
49 |
入校式、卒業式、各種行事を通じ資質の向上を図る。 |
計 |
836 |
※効果測定は、教科目時間数に含む。 |
2.警防科警防課程
警防隊員として必要な警防対策及び防災対策等に関する専門知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構えについて理解させる。 |
訓練礼式 |
2 |
小隊訓練及び通常点検。 |
警防行政の現状と課題 |
2 |
警防行政全般の動向や課題について理解させる。 |
防災 |
3 |
災害対策、地震対策に関する専門的知識を理解させる。 |
警防対策 |
7 |
火災防ぎょ等、警防対策に関する知識を養う。 |
消防戦術と安全管理 |
12 |
安全管理の重要性やNBC災害について理解させる。 |
消防活動総合訓練 |
35 |
基本訓練、応用訓練、各種消防戦術の技術を習得させる。 |
事例研究 |
3 |
グループ討議及び全体発表を通じ、問題解決能力を向上させる。 |
効果測定 |
1 |
効果測定。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
70 |
3.予防査察科予防査察課程
予防査察担当者として必要な法令及び査察業務等に関する専門的知識と秘術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構えについて理解させる。 |
予防査察行政 |
7 |
予防査察行政全般の動向や課題について理解させる。 |
消防同意 |
9 |
建築基準法及び消防同意について理解させる。 |
査察 |
28 |
査察の着眼点、法的根拠、要領について理解させる。 |
危険物規制 |
3 |
製造所等に関する規制と査察要領について理解させる。 |
違反処理 |
7 |
違反処理手続きの概要、要領について理解させる。 |
査察実習 |
4 |
防火対象実習を通じ査察要領を習得させる。 |
事例研究 |
6 |
グループ討議及び全体発表を通じ、問題解決能力を向上させる。 |
効果測定 |
1 |
効果測定。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
70 |
4.危険物科危険物課程
危険物担当者として必要な法令及び危険物に関する専門的知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構えについて理解させる。 |
危険物行政の現状と課題 |
4 |
予防査察行政全般の動向や課題について理解させる。 |
危険物化学 |
3 |
危険物の概要及び指定可燃物取扱について理解させる。 |
危険物規制 |
16 |
危険物行政の法的根拠及び違反処理について理解させる。 |
事例研究 |
7 |
グループ討議及び全体発表を通じ、問題解決能力を向上させる。 |
効果測定 |
1 |
効果測定。 |
行事その他 |
3 |
入校式、終了式、その他。 |
計 |
35 |
5.救助科救助課程
救助隊員として必要な体力、気力、救助技術の基本、応用動作及びにその他救助活動等に関する専門的知識と技術を習得すること。なお、救助隊員の資格を付与する。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構えについて理解させる。 |
訓練礼式 |
2 |
救助員点検。 |
安全管理 |
11 |
安全管理の重要性と安全対策等について理解させる。 |
災害対策活動 |
8 |
各災害種別の救助対策と活動事例について理解させる。 |
救急 |
8 |
外傷患者対応要領等について理解させる。 |
救助器具取扱訓練 |
10 |
各種救助器具の取扱いの習熟を図る。 |
救助基本訓練 |
60 |
救助基本操法の習熟を図る。 |
救助応用訓練 |
26 |
事故別救助及び救助応用操法等の技術を習得させる。 |
総合訓練 |
12 |
想定訓練及び総合査閲訓練をおこなう。 |
事例研究 |
7 |
グループ討議及び全体発表を通じ、問題解決能力を向上させる。 |
効果測定 |
5 |
効果測定(学科及び実科)。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
154 |
(注1)入校資格年齢:35歳未満
6.救助科水難救助課程
水難救助隊員として必要な専門的知識と技術を習得すること。 訓練種目はこちら
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構えについて理解させる。 |
訓練礼式 |
1 |
小隊訓練及び通常点検。 |
安全管理 |
3 |
安全管理の重要性及び安全対策等について理解させる。 |
潜水理論 |
3 |
潜水理論について理解させる。 |
水難救助器具取扱訓練 |
8 |
水難救助器具の取扱について理解させる。 |
潜水基本訓練 |
12 |
スキン、スキューバの基本訓練及び潜水基本訓練を行う。 |
応用訓練 |
8 |
水中検索法、各種水中作業要領等の習得を図る。 |
総合訓練 |
23 |
海洋訓練、夜間訓練等の総合訓練を行う。 |
訓練検討・事例研究 |
7 |
訓練内容についての検討及び活動事例を基にした研究討議。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
70 |
(注)入校資格年齢:35歳未満〔「入校資格・基準」をすべて満たす者〕
7.救急科救急課程
救急隊員として必要な専門的知識と技術を習得すること。なお、救急隊員の資格を付与する。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
訓練礼式 |
3 |
小隊訓練及び通常点検。 |
救急業務及び救急医学の基礎 |
41 |
総論、沿革、意義、責務の理解と医学の原点、解剖生理学、関係法規、社会福祉について理解させる。 |
応急処置総論 |
52 |
応急処置の基礎的知識及び観察と判断等について理解させる。 |
病態別応急処置 |
41 |
各病態別の病態原理と応急処置について理解させる。 |
特殊病態別応急処置 |
17 |
小児、高齢者、産婦人科等の特殊性と応急処置について理解させる。 |
実習 |
47 |
心肺蘇生法、資器材取扱、外傷現場学、シミュレーション等の実習を行う。 |
病院実習 |
11 |
医療機関での救急医療を見学し、実戦的な知識と技術を習得させる。 |
救急車同乗研修 |
40 |
所属で救急現場を体験し、実戦的な知識と技術を習得させる。 |
効果測定 |
6 |
効果測定。 |
視聴覚教育・その他 |
22 |
救急医学・応急処置関係視聴覚教育、事例報告、その他。 |
計 |
280 |
8.初級幹部科
初級幹部として必要な識見と管理能力及び幹部として相応しい人格と指導力を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構え、人権について理解させる。 |
訓練礼式 |
2 |
通常点検及び部隊訓練等。 |
消防時事 |
9 |
予防行政、救急行政について理解させる。 |
消防財政 |
5 |
消防行政、消防財政について理解させる。 |
人事業務管理 |
12 |
情報管理、リーダーシップ論、メンタルマネジメント、体力管理の重要性等について理解させる。 |
安全管理 |
4 |
安全管理の重要性と安全対策等について理解させる。 |
現場指揮 |
28 |
現場指揮、想定訓練により指揮能力の向上を図る。 |
事例研究 |
4 |
グループ討議及び全体発表を通じ、問題解決能力を向上させる。 |
効果測定 |
1 |
効果測定。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
70 |
(注1)入校資格:小隊長(主任級)昇任後3年以内。
9.中級幹部科
中級幹部として必要な識見と管理能力及び幹部として相応しい人格と指導力を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
職責と心構え、人権について理解させる。 |
訓練礼式 |
1 |
通常点検、部隊訓練等。 |
消防時事 |
10 |
予防行政、救急行政等について理解させる。 |
人事業務管理 |
10 |
人事管理、情報管理、リーダーシップ論、メンタルマネジメントについて理解させる。 |
安全管理 |
3 |
安全管理の重要性と安全対策等について理解させる。 |
現場指揮 |
13 |
現場指揮訓練を通じ、安全管理、危機管理を理解させる。 |
事例研究 |
6 |
グループ討議及び全体発表を通じ、問題解決能力を向上させる。 |
効果測定 |
1 |
効果測定。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
49 |
(注1)入校資格:中隊長(係長級)昇任後3年以内
10.新任消防長研修
新任消防長として、現場指揮要領、現場安全管理及び部隊運用等の知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
訓練礼式 | 1 | 各個訓練及び通常点検。 |
業務管理 | 9 | 消防現況、消防行政、消防財政、災害現場広報、情報管理、緊急消防援助隊等について理解させる。 |
人事管理 | 4 | 管理職の役割、人事管理手法、惨事ストレス等について理解させる。 |
危険管理・安全管理 | 3 | 消防行政における危機管理、消防活動時における安全管理の重要性と適切な指揮命令等について理解させる。 |
消防活動基本訓練 | 5 | 救急法、空気呼吸器、建物火災消火活動要領を理解させる。 |
現場指揮 | 4 | 火災防ぎょ論、現場指揮論及び消防活動全般について理解させる。 |
消防活動指揮訓練 | 7 | DIG・図上訓練を通じ、危機管理・指揮要領を理解させる。 |
行事その他 | 2 | ガイダンス等。 |
計 | 35 |
11.特別科はしご自動車講習
はしご自動車の機関員として必要な専門的知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
安全管理 | 2 | 事故防止等、安全管理の徹底を図る。 |
取扱基本理論・特殊装置の構造 | 3 | 基礎力学、取扱原則及び特殊装置等の構造を理解させる。 |
取扱操作・基本訓練 | 10 | 基本取扱操作及び応用取扱操作を習得させる。 |
故障と対策 | 2 | 操作上起こりやすい故障と対策を理解させる。 |
点検と整備 | 2 | 点検及び整備要領を理解させる。 |
事例研究 | 6 |
活動事例を基にはしご自動車の運用を理解させる。 |
行事その他 | 3 |
入校式、修了式、その他 |
計 |
28 |
12.特別科薬剤投与講習
救急救命士既資格者が心臓機能停止の者にメディカルコントロール体制のもと、薬剤(アドレナリン)投与ができる専門的知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
プレテスト | 2 | プレテスト。 |
人体の構造と機能 | 16 | 薬剤投与に必要な人体の構造と機能を理解させる。 |
薬剤投与の適応 | 6 | 薬剤投与が適応となる各種心肺停止の病態を理解させる。 |
薬剤投与の基礎と実際 | 33 | 薬剤投与量と反応・効果、投与法、副作用等を理解させる。 |
薬剤投与の実際 | 10 | 器具の使用方法、静脈路確保法、薬剤投与後の合併症等を理解させる。 |
薬剤投与のプロトコール | 25 | 薬剤投与の適応、各種プロトコール、MC体制について理解させる。 |
薬剤投与と医療倫理 | 4 | 薬剤投与にかかる生命倫理とインフォームドコンセントを理解させる。 |
薬剤投与と事後検証 | 2 | 薬剤投与にかかる各種記録、事後検証の方法を理解させる。 |
薬剤投与と事故対策 | 12 | 薬剤投与に伴う危険因子、法的責任、訴訟事例を理解させる。 |
薬剤投与実習に向けて | 2 | ICUでの薬物投与、救急現場との相違点を理解させる。 |
筆記試験 | 3 | 筆記試験。 |
薬剤投与シミュレーション実習 | 54 | 薬剤の管理・取扱・投与の実施と評価、薬剤プロトコールの実施、バイタルサインの変化、合併症の対応等薬剤投与に関する技術をシミュレーション実習を通じ習得させる。。 |
実技試験 | 6 | OSCEによる薬剤プロトコール実技試験。 |
臨床実習 | (50) | 病院での薬剤投与臨床実習。 |
その他 | 2 | ガイダンス等。 |
計 | 177 |
(注)入校資格;JPTEC、ICLS講習を修了した救急救命士。
13.水難救助課程指導者養成講習
水難救助課程指導者として必要な専門的な水難救助技術及び指導力を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
水難救助訓練 | 必要時間数 |
県内消防本部水難救助隊、海上保安部等との合同訓練等の実施。 水難救助に関する研修会等を受講し資質の向上を図る。 |
各種研修・会議等 | 必要時間数 | |
指導者技術評価 | 必要時関数 | |
計 |
14.気管挿管フォローアップ研修
気管挿管病院実習を的確かつ円滑に実施できる知識と技術を習熟すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
気管挿管の適用と判断 |
3 |
メディカルコントロールと挿管の適応判断を習熟させる。 |
基本手技・シミュレーション実習 |
4 |
基本手技の個別指導、総合シミュレーション実習を通じ気管挿管手技を習熟させる。 |
計 |
7 |
15.オープンカレッジ
三重県消防長会との共催により、救助科救助課程のフォローアップを兼ねて、救助訓練を中心に救助技術の検証やタイムリーな救助事象等の講習を行い、県内救助技術の向上を図る。(詳細は別途通知による。)
(2)消防団員教育
1.普通科
消防団員として必要な基礎的知識と技術及び厳正な規律を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
倫理・組織制度 |
1 |
団員の職責と自覚、組織制度について理解させる。 |
訓練礼式 |
2 |
「消防訓練礼式の基準」の基本を習得させる。 |
安全管理 |
1 |
安産管理の重要性と安全対策等について理解させる。 |
地震災害等対処法 |
1 |
大規模地震災害時の対処法について理解させる。 |
火災防ぎょ |
7 |
火災防ぎょ訓練を実施し、火災防ぎょ要領を習得させる。 |
ロープ訓練 |
2 |
基本結索を習得させる。 |
機器取扱・機関運用 |
3 |
放水器具の取扱及び機関運用を習得させる。 |
水防対策・水防工法 |
2 |
水災害に対する知識と水防工法を習得させる。 |
訓練討議 |
1 |
訓練後に検討会を行い、火災防ぎょ要領を理解させる。 |
行事その他 |
4 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
24 |
(注)入校資格;団員の階級にある者
2.幹部科
消防団員の幹部として必要な識見と指揮能力及び消防活動上必要な知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
1 |
消防協会長講話。 |
訓練礼式 |
1 |
各個訓練、小隊訓練、通常点検。 |
現場指揮 |
2 |
火災防ぎょ、現場活動指揮要領について理解させる。 |
現場活動指揮訓練 |
7 |
火災防ぎょ訓練を通じ指揮能力の向上を図る。 |
安全管理 |
1 |
安全管理の重要性と安全対策等について理解させる。 |
機器取扱訓練 |
5 |
ロープ取扱、警防資器材の取扱を習得させる。 |
訓練討議 |
1 |
訓練後に検討を行い、現場指揮要領を理解させる。 |
行事その他 |
3 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
21 |
(注)入校資格;班長以上の階級にある者
3.団長科
消防団の最高幹部として必要な識見と識能力を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
講話 |
2 |
責務と心構え、管理能力を養う。 |
消防の現況・財政 |
2 |
消防の現況、消防団活性化、消防行政について理解させる。 |
現場指揮 |
2 |
現場活動指揮要領について理解させる。 |
安全管理 |
1 |
安全管理の重要性と安全対策等について理解させる。 |
国民保護法 |
1 |
国民保護法について理解させる。 |
図上訓練・訓練技法 |
2 |
図上訓練を通じ、現場指揮要領、訓練技法を理解させる。 |
事例研究・研究討議 |
2 |
消防団活動について事例研究・討議を行う。 |
行事その他 |
2 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
14 |
(注)入校資格;副団長以上の階級にある者
4.指導員科(防災担当指導員)
消防団員の指導員として必要な識見と指揮能力を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
幹部の心得 |
1 |
指導者としての責務と心構えについて理解させる。 |
研修指導 |
1 |
教授法、指導技術を習得させる。 |
消防団の活性化 |
1 |
消防団の現状と活性化について理解させる。 |
訓練礼式 |
1 |
訓練礼式指導要領を習得させる。 |
防災対策 |
3 |
大規模地震対策、防災対策全般について理解させる。 |
消防訓練 |
5 |
資器材取扱、機関運用、水防工法指導要領を取得させる。 |
救助訓練 |
3 |
救出救助要領、搬送法、ロープ取扱指導要領を習得させる。 |
安全管理 |
1 |
安全管理の重要性と安全対策について理解させる。 |
住民指導 |
1 |
住民指導要領を習得させる。 |
訓練検討 |
1 |
訓練後に検討会を行い、訓練指導要領を理解させる。 |
行事その他 |
3 |
入校式、修了式、その他。 |
計 |
21 |
(注)入校資格;部長以上の階級にある者
5.一日入校
- 警防講習会を年3回(初任者対象1回と幹部対象2回)実施し、ポンプ運用技術や建物火災防ぎょ戦術等の向上を図る。
- その他、希望に応じ消防活動(AFT)訓練等を随時実施する。実施日及び実施内容については、2ヶ月前までの事前協議による。
- 三重県消防操法大会にかかる現地練習(会場貸出)を4日間(7月上旬) 実施する。
(3)その他教育
1.自衛消防隊一般
一般企業、団体等の自衛消防隊員が活動に必要な基礎及び専門的知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
自衛消防活動総論 | 2 | 自衛消防の目的、意義、活動範囲、体制、公設消防機関との連携及び訓練の進め方を理解させる。 |
安全管理 |
1 |
安全管理の重要性と安全対策について理解させる。 |
訓練礼式 | 2 | 各個訓練、小隊訓練。 |
基本訓練 | 6 | ロープ取扱、搬送法、放水器具取扱、ホース延長、屋内消火栓取扱要領を習得させる。 |
火災防ぎょ訓練 | 5 | 火災防ぎょ戦術の基本を習得させる。 |
消防用設備取扱訓練 | 1 | 救助袋等消防用設備の取扱を習得させる。 |
救急法 | 2 | 救急法を習得させる。 |
行事その他 | 2 | ガイダンス等。 |
計 | 21 |
2.自衛消防隊特定
消防ポンプ自動車等を保有する企業の自衛消防隊員として必要な基礎及び専門的知識と技術を習得すること。
教科目名 | 時間数 | 教育目標 |
---|---|---|
自衛消防活動総論 | 2 | 自衛消防の目的、意義、活動範囲、体制、公設消防機関との連携及び訓練の進め方を理解させる。 |
安全管理 | 1 | 安全管理の重要性と安全対策について理解させる。 |
現場指揮論 | 1 | 現場指揮要領について理解させる。 |
訓練礼式 | 2 | 各個訓練、小隊訓練。 |
基本訓練 | 6 | ロープ取扱、搬送法、空気呼吸器取扱、ホース延長、消火栓取扱、機関運用要領を習得させる。 |
火災防ぎょ訓練 | 5 | 建物火災防ぎょ戦術を習得させる。 |
救急法 | 2 | 救急法を習得させる。 |
行事その他 | 2 | ガイダンス等。 |
計 | 21 |
3.県職員防災教育・県職員新規採用者研修
県職員の消防防災意識を醸成するため、関係機関と協議の上、基礎的知識及び技術を習得させる。
4.少年消防クラブ
各地域で活動する少年消防クラブを対象に、体験を通じて消防業務の必要性を理解させ、防災意識を向上させる。
実施日については、原則年間計画表のとおりとし、内容等については管轄消防本部との事前協議による。
5.一般防災教育等
自主防災隊その他各種団体及び一般県民の要請に基づき、希望する消防、防災及び救急等に関する知識と技術を養う。
また、各種団体が行う消防防災に関する教育訓練等に、学校施設等を提供し、防火、防災意識の啓発を図る。
なお、実施日及び実施内容等については、2ヶ月前までの消防学校との協議による。
※消防職員教育、消防団員教育及びその他教育のすべてについて、記載の教育科目及び時間数は、より詳細な教育科目、時間数及び教育目標の事前検討を行うことにより変更等がある。