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☆平成29年8月4日に津市のプラザ洞津において「日本農業遺産認定記念シンポジウム」を開催しました。◎シンポジウムの結果概要はこちら
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☆県政チャンネル「輝け三重人」で尾鷲ヒノキの特集が放送されました!動画はこちら
日本農業遺産「尾鷲ヒノキ林業」
平成28年に農林水産省が新たに創設した制度「日本農業遺産」に、尾鷲林政推進協議会(会長:尾鷲市長)が申請した「急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業」が認定されました。「日本農業遺産」は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり形づくられてきた伝統的な農林水産業と、それに関わって育まれた文化、景観、生物多様性などを一体的に評価し、特に重要性を有するものを農林水産大臣が認定する制度です。
今回、全国で8地域が第一号として認定を受け、「尾鷲ヒノキ林業」は次のような点が評価されました。
①急峻で痩せた土地において、適切な密度管理により、緻密な年輪が形成された高品質なヒノキを持続的に生産する独自の伝統的技術が継承されている
(尾鷲ヒノキの森林) (緻密で幅が均一な年輪が特徴)
②全国的に高性能林業機械や自動化された製材技術による低コスト林業が進む中で、伝統的技術が継承されている
(丁寧な製材技術が高品質材を生み出す) (尾鷲ヒノキの無節柱材)
③海岸線までヒノキが植林されている等、地域の林業によって形成される景観は特徴がある
(尾鷲ヒノキと熊野古道の景観) (真っ直ぐに伸びたヒノキの大木)
「尾鷲ヒノキ」は、昨年開催された「G7伊勢志摩サミット」において、首脳会議用円卓や国際メディアセンターの檜舞台等、様々な場所に利用され、丁寧に人の手を加え育てられた木目の美しさは、海外からも高い評価を受けました。
(サミットで使用された円卓) (国際メディアセンターのヒノキ舞台)
Ⓒ2016 MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS OF JAPAN
江戸時代から約400年にわたり、「尾鷲ヒノキ林業」として脈々と引き継がれてきた人と自然の営みが、今回改めて評価されたことは、県としての誇りであり、今後の尾鷲ヒノキのさらなる需要拡大に向けて大きな弾みとなるものです。
県では、今回の日本農業遺産の認定を契機として、「尾鷲ヒノキ」の魅力のさらなる磨きあげやブランド力の向上とともに、柱材などの建築用途だけでなく、サミットで培った内装材や家具などの新たな分野での消費拡大、さらには熊野古道と連携した観光客誘致などに、尾鷲市・紀北町の関係者の皆さんと一丸となって取り組むことで、地域の活性化につなげていきたいと考えています。
(尾鷲ヒノキの森林) (緻密で幅が均一な年輪が特徴)
②全国的に高性能林業機械や自動化された製材技術による低コスト林業が進む中で、伝統的技術が継承されている
(丁寧な製材技術が高品質材を生み出す) (尾鷲ヒノキの無節柱材)
③海岸線までヒノキが植林されている等、地域の林業によって形成される景観は特徴がある
(尾鷲ヒノキと熊野古道の景観) (真っ直ぐに伸びたヒノキの大木)
「尾鷲ヒノキ」は、昨年開催された「G7伊勢志摩サミット」において、首脳会議用円卓や国際メディアセンターの檜舞台等、様々な場所に利用され、丁寧に人の手を加え育てられた木目の美しさは、海外からも高い評価を受けました。
(サミットで使用された円卓) (国際メディアセンターのヒノキ舞台)
Ⓒ2016 MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS OF JAPAN
江戸時代から約400年にわたり、「尾鷲ヒノキ林業」として脈々と引き継がれてきた人と自然の営みが、今回改めて評価されたことは、県としての誇りであり、今後の尾鷲ヒノキのさらなる需要拡大に向けて大きな弾みとなるものです。
県では、今回の日本農業遺産の認定を契機として、「尾鷲ヒノキ」の魅力のさらなる磨きあげやブランド力の向上とともに、柱材などの建築用途だけでなく、サミットで培った内装材や家具などの新たな分野での消費拡大、さらには熊野古道と連携した観光客誘致などに、尾鷲市・紀北町の関係者の皆さんと一丸となって取り組むことで、地域の活性化につなげていきたいと考えています。