三重の木づかい人
第11回 株式会社Sweet Home 平成27年9月18日
「三重の木づかい人」第11回は、株式会社Sweet Home(津市)代表の山﨑誠二さんにお話を伺いました。
株式会社Sweet Homeでは、「幸せの家づくり専門店」というコンセプトのもと、自然素材にこだわり、体にも、心にもやさしい家づくりに取り組まれています。「たいせつにされている感じがするやさしい家」「自分らしく、素直になれるやさしい家」「背伸びせず、普段着でもお洒落で過ごせるやさしい家」そんな家づくりを目指して、日々活動されています。
仕事へのこだわりを教えてください。
自分自身、子どもの頃から大工に憧れ、実際に大工になり、大工として地元の工務店で7年間修行を積みました。そんな中、与えられた範囲の中で仕事をするだけでなく、自分自身が直接設計等にも関わり、より良い家づくりに取り組んでいきたいと考えるようになり、大工が設計・施工を行う工務店として独立しました。そのようなことからも大工職人を育てていくということが一つの使命だと考えています。技術はもちろんですが、現場のマナーや気づかいなどを含めて良い職人を育て、地域の誰からも信頼される工務店にしていきたいと思っています。
また、家づくりにおいては、科学的な素材を使わない健康的な家づくりを探求していきたいです。長い時間を過ごす空間だからこそ、無垢の木材などの自然素材を使い、住む人に笑顔を提供できる家づくりをしていきたいと考えています。
スギやヒノキの良さや特徴について教えてください。
スギやヒノキの良さとしては、まずリラックスできる香りがあると思います。構造見学会などを開催すると、ご来場されたお客様から「いいにおい!」といった言葉をいただきますし、現場に足を踏み入れたとたんにお客様の表情が笑顔に変わります。
また、手触りという部分も魅力だと感じています。私自身、自分の子どものためにどういう家をつくりたいかを考えた末に健康を考えた家づくりにたどりついたのですが、無垢の木材であれば安心して触れることができます。スギやヒノキなどの無垢の木材は、お子さんがアレルギー体質だったり、健康な住まいを希望される方にとって最適な素材ではないかと感じています。
家づくりの特徴的な取組や今後の抱負を教えてください。
外壁に漆喰を使用したプロヴァンス風の家づくりが自社の特徴のひとつになっています。お客様の好みに合わせて幅広く対応できますので、プロヴァンス風だけにこだわるわけではないのですが、北欧風や南欧風、プロヴァンス風のお洒落な家に興味のある方はお気軽にご相談いただければと思っています。
また、今後の抱負という部分では、小さい子どもを連れて行ける木のカフェをつくってみたいです。小さい子どもでも安心して利用できる空間づくりに関わるとともに、木の香りや手触りなどを多くの人に感じてほしいと思っています。そして、木を使っていろいろな空間ができることを知ってもらい、多くの人に木を好きになってもらえればと考えています。
株式会社Sweet Homeの詳細については、下記HPをご覧ください。