みえ森と緑の県民税|平成26年度事業成果発表会
三重県では、「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」を進めるため、平成26年4月1日から「みえ森と緑の県民税」を導入し、土砂や流木を出さない森林づくりや森を育む人づくりなどの取り組みを実施しています。
この税を活用した事業の成果を皆様にお知らせするため、平成26年度に実施した事業の成果発表会を開催しました。
日時
平成27年7月31日(金曜)13時30分から16時30分まで
会場
三重県教育文化会館 5階 大会議室
発表内容
- 災害に強い森林づくり推進事業(三重県)
- 森を育む人づくり推進事業(三重県)
- 森林環境教育事業の結果について(木曽岬町)
- 森林・木材利用促進フェア事業の結果について(津市)
- 森林を支える社会づくり-伊賀市の取り組み-(伊賀市)
- みえ森と緑の県民税市町交付金を活用した事業の成果について(鳥羽市)
- 暮らしに身近な森林づくりと森林環境教育活動、 そして始神テラスにおける木の薫る空間づくりの概要(紀北町)
- 学校林整備事業の結果について(御浜町)
- 水道水源林の公有林化事業の結果について(大台町)
みえ森と緑の県民税の使いみち
森林は、土砂災害や洪水を防止する、水を貯え洪水や渇水を緩和するなど私たちの生活に欠かすことのできない大切な働きを持っています。
しかし、山村地域においては、過疎化・高齢化、長引く林業の低迷によって、また、身近に存在する里山についても、生活様式の変化により、荒廃した森林が増加しており、これら森林の大切な働きが弱まっています。
また、近年、集中豪雨の発生が増加していることも考え合わせると、自然災害が発生する危険性が高まっていると考えられ、「災害に強い森林づくり」を緊急に進める必要があります。「森づくり」には長い時間と労力を必要とします。
将来にわたり「災害に強い森林」を引き継いでいくには、「県民全体で森林を支える社会づくり」も進めることが必要です。
この税を活用して、2つの基本方針と5つの対策に沿った取組を行います。
基本方針1 災害に強い森林づくり
対策1:土砂や流木を出さない森林づくり
土砂や流木によって人家や公共施設に被害が及ばないように、洪水緩和や土砂災害防止機能等の森林の働きを発揮させるための対策を進めます。
対策2:暮らしに身近な森林づくり
生活環境の保全や向上のため、県民の暮らしに関わりの深い森林について必要な対策を進めます。
基本方針2 県民全体で森林を支える社会づくり
対策3:森を育む人づくり
森林や緑を大切に思い・育む人づくりのため、児童・生徒をはじめ様々な県民に、森林や木材について学び・ふれあう機会を提供するなど、森と県民との関係を深める対策を進めます。
対策4:木の薫る空間づくり
木づかいを通じて森林を支えるため、県民の暮らしや公共空間において、建築からエネルギーまで幅広い用途での木材利用を促進するなど、木材と県民との関係を深める対策を進めます。
対策5:地域の身近な水や緑の環境づくり
地域の身近な水や緑の環境づくりを進めるため、森・川・海のつながりを意識した森林や緑、水辺環境を守る活動支援や、森林や緑と親しむための環境整備など、身近な緑や水辺の環境と県民との関係を深める対策を進めます。
お問い合わせ先
〒514-8570
三重県津市広明町13番地
三重県農林水産部みどり共生推進課みどり推進班
TEL:059-224-2513FAX:059-224-2070