三重県木質バイオマス燃料指針説明会を開催しました。
平成27年5月14日(木)に、中勢森林組合会議室において地域の林業関係者を対象に「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」の説明会を開催しました。森林組合、原木市場、製材所、林業研究会、森林所有者、行政など35名の参加があり、木質バイオマス制度への関心が伺えます。
「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」は、「再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度」が開始され、、「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」等に基づき平成27年3月25日付けで策定されました。指針では、燃料として利用できる木質バイオマスの品質や、加工、流通段階における適正な管理方法を明示することで、これまで「廃棄物」として処理されていた木質バイオマスを含めて「発電燃料」として活用する場合の基準を示しています。
県内では、松阪市での木質バイオマス発電施設の稼働が始まっており、各地でバイマス供給向けの集積地も整備されつつありますが、今後も安定、適正な燃料供給が課題となります。このためには、地域の素材生産量の増大が不可欠であり、さらに、A材、B材等を安定供給した残りを有効に活用して林業の下支えとするために、中勢地域の林業関係団体と連携し、安定供給へ向けた体制づくりを支援します。
農林水産部 武南 木質バイオマス推進監による指針説明 |