49. 日出ヶ岳(ひでがたけ)のトウヒ林(りん)
多気郡大台町大杉 日出ヶ岳
海抜1,695mの日出ヶ岳を中心とする大台ヶ原の山頂付近には亜高山性のウラジロモミ、コメツガ、トウヒなどが生育し、林床は鮮苔類が豊富で亜高山林の様相を見せている。しかし、これは山頂付近の特殊な気象条件によって維持される疑亜高山林である。近頃は人の入り込みの増加、ニホンジカが増えたことで天然更新が難しくなり、トウヒ林がミヤコザサの草原に変化しつつある。
三重の森林づくり
海抜1,695mの日出ヶ岳を中心とする大台ヶ原の山頂付近には亜高山性のウラジロモミ、コメツガ、トウヒなどが生育し、林床は鮮苔類が豊富で亜高山林の様相を見せている。しかし、これは山頂付近の特殊な気象条件によって維持される疑亜高山林である。近頃は人の入り込みの増加、ニホンジカが増えたことで天然更新が難しくなり、トウヒ林がミヤコザサの草原に変化しつつある。