28. 椋本(むくもと)の大(おお)ムク
津市芸濃町椋本
「征夷大将軍、坂上田村麻呂の家来の野添大膳父子が、いわれの無い罪で流浪の身となった。810年、伊勢国安濃郡にたどり着いた父子は、この木の下で暮らした。」と、『椋本伝来記』に記されている。また、『椋本根元記』には「1570年、野添村椋の木の大樹と先祖小椋の姓あるを以って椋本村と改称す。」とある。 明治3年の台風で折れた枝で彫られた獅子頭が椋本神社に奉納されているが、その時の傷がまだ癒えきっていない。
- 国天然記念物(昭和9年)
- 樹高18m・胸高周囲7.5m