木の駅プロジェクト研修を開催しました
平成27年11月1日(日)御浜町尾呂志地区において、木の駅プロジェクト研修を開催しました。
御浜町尾呂志地区では、住民自ら間伐や獣害緩衝帯などで伐採した木材を、林内から搬出して販売を行い、材積に応じて搬出者に地域通貨券を発行する「木の駅プロジェクト」を、平成25年度から地区として取り組むことができないか検討を重ねてきました。しかし、「木の駅プロジェクト」立ち上げを希望する住民の多くは、小径木程度の伐採の経験は多少あっても、中径木以上の伐採や搬出・採材・造材の経験はあまりなく、はたして自分たちの力でどこまでできるか未知の部分がありました。今年度は1歩前に踏み出そうと、阪本地区においてテストケースとして実際に伐採搬出を行ってみて、どこまで自分たちでできるのかを試してみることになりました。その取組みに先駆けて、技術の向上を図るため、木の駅プロジェクト研修会を開催したところ、尾呂志地区住民11名の参加がありました。
この研修会は、三重県の平成27年度 自伐林家の意欲向上に向けた木の駅プロジェクト推進事業を活用して、県から三重くまの森林組合への委託により開催しました。当日は講師として三重くまの森林組合から作業班の職員さんに来ていただき、チェーンソーのメンテナンス技術、伐採・搬出・採材・造材の技術について、実践向けの指導を行ってもらい、最後に熊野農林事務所職員から繊維ロープを使用した「ポータブルロープウインチ」を使用した搬出技術の指導も行いました。
ミーティング風景
チェーンソーのメンテナンスについての指導
受け口の作り方についての指導
伐倒後のツルの出来具合について説明
採材技術についての指導
造材実習
ポータブルロープウインチの取扱い指導