平成28年10月13日(木)に、松阪飯南森林組合会議室及び施業現地(松阪市飯高町加波地内)にて、林業従事者を対象とした高性能林業機械メンテナンス講習会を開催しました。
近年の林業現場では「高性能林業機械」と呼ばれる、林業用に開発された機械を用いて丸太を生産する方法が普及しています。この機械の導入によって丸太の生産性向上や、林業従事者の労働強度の軽減、安全性の向上などが期待されています。ところが、機械の操作が未熟であったり、日常のメンテナンスが不十分であると、故障や事故の原因となり、かえって生産性の低下や重大な事故を招きかねません。
そこで、県では、林業の第一線で活躍する林業従事者の皆さんを対象として高性能林業機械のメンテナンスに習熟してもらうための講習会を開催しました。この講習会は、平成27年度に引き続いて三重県が開催したものです。
当日は、6つの林業事業体から15名の林業従事者の皆さんが参加し、機械メーカーのメカニックによる指導の下、プロセッサとフォワーダのメンテナンス方法を学びました。
講師からは、具体的な故障事例やその故障を防ぐためにどのような点をメンテナンスすればよいかといった、実務上のノウハウが披露され、講習会に参加した皆さんは熱心に質疑応答していました。