比奈知ダム
比奈知ダム事業は昭和47年度に実施計画調査を開始し、昭和57年3月から建設に着手し、平成10年10月竣工した。
目的
洪水調節
比奈知ダムは、ダム地点の計画高水流量毎秒1,330m3のうち700m3の洪水調節を行い、既設のダム郡(高山・青蓮寺・室生・布目)とあわせて、名張川流域や木津川・淀川流域の洪水被害を軽減する。
流水の正常な機能の維持
名張川は、鮎の生息する水のきれいな川として知られており、農業用水・生活用水としても利用されています。そのため、ダムからの放流により既得用水の補給等、流水の正常な機能の維持と増進を図る。
都市用水の供給
人口の急増により水需要の増大している名張市、京都府及び奈良市に1日最大約13万m3の取水が出来るようにする。合わせて、最大出力1,800kwの発電を行う。