「拉致問題を考える国民の集いinみえ」を開催しました
平成27年8月8日(土)に、三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」多目的ホールにおいて「拉致問題を考える国民の集いinみえ」を開催しました。この集いは、政府拉致問題対策本部と三重県議会北朝鮮拉致問題解決促進議員連盟との共催により開催したもので、三重県では初めての開催となります。
集いは二部構成で、第1部は講演会を中心とした拉致問題の啓発に係る県民集会、第2部は拉致問題DVD『拉致 私たちは何故、気付かなかったのか!』の上映会となり、当日は220人の県民のみなさんにご参加いただきました。
<当日のプログラム>
【第1部】13:30~15:10
1.主催者あいさつ
2.北朝鮮による拉致被害者家族連絡会からの報告及びメッセージ
3.北朝鮮による拉致被害者家族からのビデオメッセージ
4.講演「すべての拉致被害者を救出するために」
5.三重県関係の北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者のご家族の紹介
【第2部】15:20~16:00
拉致問題啓発DVD上映会
「拉致 私たちは何故、気付かなかったのか!」
第1部では、
主催者あいさつとして、山谷えり子拉致問題担当大臣、鈴木英敬三重県知事、中森博文三重県議会北朝鮮拉致問題解決促進議員連盟会長がそれぞれ登壇し挨拶しました。
山谷えり子拉致問題担当大臣の挨拶の様子 |
鈴木英敬三重県知事の挨拶の様子 |
中森博文県拉致議連会長の挨拶の様子 |
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会からの報告及びメッセージでは、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の事務局次長であり、拉致被害者横田めぐみさんの弟である横田拓也さんにご登壇いただき、「どこにでもある普通の家族が、北朝鮮による拉致により一瞬にして笑顔を奪い去られ、40年間苦しめられてきました。被害者の家族は高齢となっており時間がありません。みなさんには、この問題をより多くの方々に伝えていただくなど温かいご支援をお願いします。」というメッセージが投げかけられました。
また、これにあわせて、拉致被害者ご家族からの支援を訴える25分間のビデオメッセージ「拉致被害者御家族ビデオメッセージ ~ 必ず取り戻す!愛する家族へ ~」(政府制作の暫定版)が上映されました。
横田拓也さんの講演の様子 |
講演「すべての拉致被害者を救出するために」では、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)会長の西岡力さんから、北朝鮮による拉致問題に関する貴重なお話を織り交ぜながら、「拉致被害者を救出するのは今しかない。」と、被害者を救い出すために重要なことについてご講演いただきました。
西岡力さんの講演の様子 |
また、この集いでは、三重県関係の北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者11人のうち6人の行方不明者をご紹介するとともに、そのうちの4人のご家族(5人)にご来場いただき、ご紹介をさせていただきました。
第2部では、
「なぜ、拉致された人々の不在を、もっと強く意識し続けることができなかったのか。」と問題を提起し、日本人一人ひとりの関心の喚起、世論の高まりの必要性を訴えるために制作された拉致問題DVD『拉致 私たちは何故、気付かなかったのか!』(約35分間)を上映し、みなさんにご覧いただきました。
また、今回の集いには、日頃三重県内で活動されている、北朝鮮に拉致された日本人を救出する三重の会(救う会三重)の森田会長やメンバーのみなさんにもご参加いただき、会場では集い参加者を対象に署名活動も行われました。
集いにご参加いただいたみなさんからは、「ニュースで聞くよりも具体的で大変重要なことがよくわかった。」「この事件の理不尽さに怒りがこみ上げてきました。」「日本人として無関心であってはいけないと改めて思いました。」「できることから支援していきたい。」(参加者アンケート結果より)といったご感想をたくさんいただき、三重県民にとっても拉致問題は他人事ではないということ、また、政府の取組を後押しするためには、より多くの三重県民がこの問題を認識し国民世論を高めて行くことが大切ということを強く感じていただいたのではないでしょうか。
三重県では、一日でも早く、拉致問題が解決し、拉致被害者等のみなさんの帰国が実現しますよう、政府・拉致議連とともに各種取組を進めていきますので、みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
また、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)及び北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)の活動に温かいご支援をお願いいたします。
関連リンク
政府拉致問題対策本部事務局のホームページ 「北朝鮮による日本人拉致問題」
警察庁のホームページ 「拉致の可能性を排除できない事案に係る方々」