吹上町内安全（防犯）徒歩パトロール隊

• ＪＲ伊勢市駅と近鉄宇治山田駅を結ぶルートに位置し、在住者は６８９世帯１３１９名。 伊勢市の玄関口に位置し、観光客を受け入れる玄関口とも言える。主に商業とサラリーマン世帯が大半を占めている町で、高齢者占有率が約４０％で高齢化が進む地域。【安全安心まちづくり　吹上】をスローガンに掲げている。

• 特に社会的弱者と言われている【児童や高齢者】を犯罪・事故、そして交通災害から守ることが、重要課題と認識している。

活動の特徴

• 夜間パトロール・スクールガード及び絆行動（人生の大先輩宅への訪問活動）・防犯会議に重点を置き、犯罪抑止効果の高い【徒歩パトロール】を実施。
• 月次報告書（当月の結果と次月の計画）を作成し、隊員・伊勢警察署生活安全課及び地域課・伊勢市役所危機管理課・伊勢度会地区生活安全協会等に提出して、情報の共有化を図っている。

年間の主な活動内容

• 定期徒歩パトロール

 　頻　　　度　年間約１００日  延べ約８００名 （毎月実施）

   参加人員　常任隊員３４名、フリー隊員７名　協力者６名=４７名

　　　　　　　　   （吹上町会委員２５名、町民有志２２名）

    実施形態　夜間パトロール　４～５名×２班＝８～９名／実施日毎

ランダム徒歩パトロール（主に登下校の時間帯）

    頻　　　度　年間約１２０日　延べ約５００名 （毎月実施）

　  参加人員　常任隊員及びフリー隊員の一部

    実施形態　 ４～７名が単独で実施

• 絆行動（高齢者対象）・・・人生の大先輩宅への訪問活動（独居・高齢者の世帯） 

    頻　　　度　年間約５０日 （毎月実施）

    参加人員　常任隊員及びフリー隊員の一部

    実施形態　隊員単独で実施　 

• 防犯会議開催

 　毎月第一水曜日　１９：３０～

　 当月活動結果報告及び次月活動計画の宣言

• 社会的認知　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

　２名の隊員が発起人となり、平成１７年１０月３日に誕生させた吹上町内安全（防犯）徒歩パトロール隊は、今では４７名の隊員となり、活動の結果は吹上住民のみならず、伊勢警察署・伊勢市役所・ＰＴＡ・他地区の自治会や自主防犯活動団体等から高い評価を戴いている。  　　　　　　    

• 年間街頭犯罪発生件数の減少

　・誕生当時、町内の街頭犯罪発生件数は、侵入盗が１０数件をはじめ、合計１００件余り発生していたが、平成２３年度では、侵入盗０件、合計４５件（内、自転車盗３６件）となり、▲６０件程度減少している。　

  ・全隊員は、今後も限りなく０件に向けてチャレンジして愛する人たちである家族や地域仲間の安全安心なまちづくりに汗して、実践行動を展開していく。

• 隊員の服装及び装備品の充実

　不審者や犯罪者が【パトロール隊員を装う危険】を危惧し、【正規隊員の証し】として服装等を統一した。　

　・透明ケース入り吊り下げ紐付き隊員証（顔写真・印象入り）の交付

　 ・ロゴ入りグリーン蛍光色制帽（ロゴ：吹上）　

　 ・ロゴ入りグリーン蛍光色ベスト（ロゴ：安全安心まちづくり　吹上）　

　 ・ロゴ入りグリーン蛍光色ポロシャツ（ロゴ：安全安心まちづくり　吹上）夏用　

　 ・警笛・ロゴ入り反射グリーン色腕章（ロゴ：防犯）・反射黄色リストバンド　

　  ・点滅機能付き棒状赤色灯（２本）・ＬＥＤサーチライト    （８個）　

• 隊員グループメンバー及び担当パトロール地域のローテーション　　　　　　　　　　　　　 
  　 １グループ４～５名×８の編成となっている。　

　・メンバー相互の疎通をより一層深めることを目的とし、４ヶ月毎にメンバー編成を変更する。・・・目的：メ ンバー相互の疎通を通じて防犯力のスキルアッ プ。　　　　　　　　　　　 　　

   ・担当パトロール地域（１丁目・２丁目）は、２ヶ月毎に交代して、各隊員に地域状態を再認識させる。・・・目的：常に地域実情に精通させ、変化に対応。　　　　　　　　　　　　

• 地域の防犯力の向上　

　 ・隊員の防犯力錬磨（スキルアップ）・・・知識と経験を積み重ねる機会を提供。

　 ・地域住民の防犯意識の向上（自助＋共助）・・・回覧板等での広報活動。

　 ・隊員の増員目標・・・２名⇒２５名⇒４７名⇒目標７０名