ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているヤマハゼの木を紹介します。
なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
別名 | ハニシ |
学名 | Rhus sylvestris |
科 | ウルシ科 |
属 | ウルシ属 |
ヤマハゼの新芽と花芽(撮影:三重県林業研究所) ヤマハゼの花(1)(撮影:三重県林業研究所) ヤマハゼの花(2)(撮影:三重県林業研究所) ヤマハゼの樹皮(撮影:三重県林業研究所) アカデミー棟における使用状況(取っ手) ※ 写真撮影協力:白山中学校
|
|
分布 | 暖温帯から亜熱帯の山地に分布する、本(関東地方以西)、四、九、沖、朝鮮、中国、台湾 |
分類 | 落葉小高木 |
樹形 | 高さ3~6m、樹形は半円形 |
花 | 5~6月頃、葉腋から長さ10~20cmの円錐花序をだし、黄緑色の小さな花を多数開く |
果実等 | 核果は直径8~10mmの扁球形で、光沢のある黄褐色、鮮黄色の心材は染料になる |
葉 | 奇数羽状複葉で互生、小葉は4~7対あり長さ5~7cm程度の長楕円形または卵形長楕円形で両端はとがる |
樹皮 | 暗紫灰褐色で横に長い皮目がある |
材の性質 | 葉にウルシオールがありかぶれる、 比重:0.64~0.67程度 色:辺材は灰白色、心材は黄色、環孔材と散孔材の中間的な構造を持つ |
用途 | 器具材、葉の煎汁は染料、実から木蝋を生産 |
その他 | 樹皮を使って染色をしたことから、埴にしめ(ハニシメ)、黄櫨(ハジ)と呼ばれ、転じてハゼとなった。山にあるハゼの意。 |
備考 | 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(B) |
参考 | ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社 ・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社 ・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた ・出典:森林総合研究所九州支所HP「ヤマハゼ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/yamahaze.html) |