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令和06年08月26日

40_ヤマザクラの木目

40 ヤマザクラ(山桜)
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているヤマザクラの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名  
学名 Cerasus jamasakura
バラ科
サクラ属
  ヤマザクラの葉
ヤマザクラの葉(撮影:三重県林業研究所)

ヤマザクラの花
ヤマザクラの花(撮影:三重県林業研究所)

ヤマザクラの実
ヤマザクラの実(撮影:三重県林業研究所)

ヤマザクラの樹皮
ヤマザクラの樹皮(撮影:三重県林業研究所)

アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(取っ手)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 冷温帯から暖温帯の丘陵から低山地に多く自生、本(宮城・新潟県以西)、四、九、朝鮮南部
分類 落葉高木
樹形 高さ15~25m
4月頃、赤褐色または淡茶色の新葉が開くとともに開花、淡紅白色、直径3~3.5cmの散房花序になり2~4花づつ咲く
果実等 果実はほぼ球形で、5~6月頃に紫黒色に熟す
互生し長さ7~12cm程度の長楕円形または倒卵形で、先はとがりふちには鋭い鋸歯がある、裏面は帯白色
樹皮 暗紫灰褐色で横に長い皮目がある
材の性質 重硬で狂いが少なく、強靭で切削や加工性がよく仕上げ面は美しく光沢がある
比重:0.62程度 色:辺材は灰白色から淡黄褐色、心材は褐色、散孔材
用途 庭木、街路樹、盆栽、花材、建築・家具材
その他 日本の野生サクラの代表で、各地に名称のついた品種があり、鈴鹿市の子安観音にある白子の不断桜などが有名
また、狂いの少ない特徴から、浮世絵版画の版木として重用された
備考 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(A,D)、緑化木見本園(11)
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた
・出典:森林総合研究所九州支所HP「ヤマザクラ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/yamazakura.html)
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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