ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているヤブニッケイの木を紹介します。
なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
別名 | マツラニッケイ、クスタブ、クロダモ |
学名 | Cinnamomum japonicum |
科 | クスノキ科 |
属 | クスノキ属 |
ヤブニッケイの葉(撮影:三重県林業研究所) ヤブニッケイの花(撮影:三重県林業研究所) ヤブニッケイの樹皮(撮影:三重県林業研究所) アカデミー棟における使用状況(左側の取っ手) ※ 写真撮影協力:白山中学校
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分布 | 暖温帯の山地に分布、本(福島県以西)、四、九、沖、朝鮮(済州島)、中国 |
分類 | 常緑高木 |
樹形 | 高さ15~20mになる |
花 | 6~7月頃に葉腋から散形花序をだし、淡黄色の小さな花をまばらにつける |
果実等 | 長さ1.5cmの楕円形で、10~11月に黒く熟す、種子から香油をとり葉や樹皮は薬用にする |
葉 | 互生または対生し長さ6~12cm程度の長楕円形で先はとがる、革質で表面は光沢があり3脈が目立つ |
樹皮 | 灰褐色でなめらか |
材の性質 | クスノキよりやや緻密 比重:0.56程度 色:辺、心材の区別は不明瞭で色は黄白色から淡黄褐色、散孔材 |
用途 | 庭木、建築・家具材、薪炭 |
その他 | ニッケイ(肉桂)に似て、芳香はあるが、ニッケイより劣るため、つまらないものの意でヤブがついた |
備考 | 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(A)、緑化木見本園(9) |
参考 | ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社 ・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた ・出典:森林総合研究所九州支所HP「ヤブニッケイ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/yabunikkei.html) |