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令和06年08月16日

07_クスノキの木目

34 ミズナラ(水楢)
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているミズナラの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名 オオナラ、イシナラ
学名 Quercus mongoloca
ブナ科
コナラ属
  ミズナラの葉
ミズナラの葉(撮影:三重県林業研究所)

ミズナラの樹皮
ミズナラの樹皮(撮影:三重県林業研究所)

アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(右側の取っ手)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 冷温帯から暖温帯の山地に広く分布、北、本、四、九、アジア東北部
分類 落葉高木
樹形 大きいもので高さ35mにもなる、箒状型
5月頃に枝下部から長さ4~5cmの雄花序を垂らし上部の葉腋に雌花序をつける
果実等 堅果は1.5~2.5cmの卵状楕円形、殻斗は椀形で、外側は総苞片に瓦状に覆われる
互生、葉柄はごく短く、長さ5~20cm程度の倒卵状長楕円形で基部はくさび形
樹皮 黒褐色を帯び、縦に不規則な裂け目がある
材の性質 強度、弾性が大きく重硬、乾燥、切削など加工性は困難
比重:0.45~0.90程度 色:辺材は灰白色、心材はくすんだ褐色、環孔材
用途 建築材、器具材、きのこの原木、薪炭材
その他 木目の美しさや、色合い、強度などから明治時代から昭和初期にかけて海外で人気があり、オタルオーク(小樽港から輸出されたため)の名で呼ばれた
備考 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(C)
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた
・出典:森林総合研究所九州支所HP「ミズナラ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/mizunara.html)
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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