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令和06年08月15日

33_ホオノキの木目

33 ホオノキ(朴の木)
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているホオノキの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名 ホオガシワ
学名 Magnolia ovovata
モクレン科
モクレン属
  ホオノキの葉
朴の木の葉(撮影:三重県林業研究所)

ホオノキの樹皮
ホオノキの樹皮(撮影:三重県林業研究所)

アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(右側の取っ手)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 冷温帯から暖温帯の山地に分布、北、本、四、九、南千島、中国
分類 落葉高木
樹形 高さ20~30m、直径1mぐらいの羽状形
5~6月頃、直径15cmほどの芳香のある帯黄白色の花が枝先に咲く
果実等 果実は袋果が多数集まった集合果で、長さ10~15cm、10~11月ごろ熟すと袋が裂け白い糸で2個の赤い種子を吊り下げる
有柄で互生、長さ20~40cm程度の倒卵状長楕円形で、やや厚く硬い。裏面は帯白色で細い毛がある
樹皮 白っぽくてなめらか、点々の模様がある、樹皮厚朴(コウボク)という簡保役になる
材の性質 軽軟で均質で木理は通直、加工性もよく狂いが少ない
比重:0.40~0.61 色:辺材は灰白色で、心材は暗灰緑色、散孔材
用途 公園・街路樹、建築材、器具、家具、楽器、下駄
その他 「ホオは刃にやさしい」と言われ、昔から日本刀の鞘に使われる。また大きな葉は食物を包んだり載せたりする用途に使われてきた。乾燥した葉の上に味噌を載せ焼く朴葉味噌は有名
備考 林業研究所で見られる場所:緑化木見本園(2)
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた
・出典:森林総合研究所九州支所HP「ホオノキ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/hoonoki.html)
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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