ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているヒメユズリハの木を紹介します。
なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
別名 | イヌユズリハ |
学名 | Daphniphyllum teijsmannii |
科 | トウダイクサ科 |
属 | ユズリハ属 |
クスノキの新芽(撮影:三重県林業研究所) ヒメユズリハの実(撮影:三重県林業研究所) ヒメユズリハの樹皮(撮影:三重県林業研究所) アカデミー棟における使用状況(取っ手) ※ 写真撮影協力:白山中学校
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分布 | 暖温帯の海岸沿いに分布、本(中南部)、四、九、沖、朝鮮南部、台湾 |
分類 | 常緑高木 |
樹形 | 高さ3~10m |
花 | 5月頃枝葉腋から4~6cmの総状花序の上部に小花が集まってつく |
果実等 | 果実は楕円形、長さ約1cmの核果で11月頃黒紫色に熟す |
葉 | 枝先に集まって互生し、長さ64~12cmの狭長楕円形で乾くと網状の脈が浮き出る |
樹皮 | 灰青色、平滑で葉柄は紅色を帯びる |
材の性質 | 割れにくく旋作による小物細工漆器木地などに利用される(ユズリハ) 比重:0.65程度 色:辺、心材とも灰黄色、散孔材 |
用途 | 庭木、防潮樹、正月飾り |
その他 | ユズリハに似た葉の小さい木としてヒメユズリハと名付けられた。西日本では正月飾りとしてダイダイやウラジロと共に鏡餅などに使われ、縁起の良い木とされる |
備考 | 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(B)、緑化木見本園(13) |
参考 | ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社 ・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた |