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令和06年08月15日

25_ヤブツバキの木目

25 ヤブツバキ(藪椿)
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているヤブツバキの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名 ツバキ、ヤマツバキ
学名 Camellia japonica
ツバキ科
ツバキ属
  ヤブツバキの葉
ヤブツバキの葉(撮影:三重県林業研究所)

ヤブツバキの花
ヤブツバキの花(撮影:三重県林業研究所)

ヤブツバキの実
ヤブツバキの実(撮影:三重県林業研究所)

ヤブツバキの樹皮
ヤブツバキの樹皮(撮影:三重県林業研究所)

アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(左側の取っ手)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 暖温帯の山野に自生、沿海地に多い、本、四、九、沖、朝鮮南部、中国
分類 常緑高木
樹形 大きいものは高さ10~15mにも達する
2~4月、枝先に花柄のない大きな花を1個開く。花は赤色で花弁は5個である。
果実等 さく果は直径4~5cmの球形で果皮は厚く3つに裂け暗褐色の種子を2~3個出す。種子から椿油をとる
互生し長さ5~12cm程度で長卵形で厚くてかたい、表面は濃緑色で光沢があり裏面は淡緑色、ふちに細かい鋸歯がある
樹皮 灰色で灰白色の不規則な模様がありなめらか
材の性質 肌目は緻密、強靭で加工はやや困難、サポニンがあり耐蟻性が高い
比重:0.76~0.92 色:辺、心材とも淡紅褐色、散孔材
用途 庭木、公園樹、盆栽、器具材
その他 実からとれる油はオリーブ油と並ぶ良質の不乾性油で食用油、機械油、整髪料などに利用されてきた
ツバキとは「津葉木」の意で、葉につやがあるからともいわれる
備考 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(C)
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた
・出典:森林総合研究所九州支所HP「ヤブツバキ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/yabutubaki.html)
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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