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令和06年08月13日

24_タムシバの木目

24_タムシバ
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているタムシバの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名 カムシバ、サトウシバ、ニオイコブシ
学名 Magnolia salicifolia
モクレン科
モクレン属
  タムシバの新芽
タムシバの新芽(撮影:三重県林業研究所)

タムシバの葉
タムシバの葉(撮影:三重県林業研究所)

タムシバの樹皮
タムシバの樹皮(撮影:三重県林業研究所)

アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(左側の取っ手)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 温帯の山地特に日本海側に多く分布、本(関東地方以西)、四、九
分類 常緑小高木
樹形 高さ3~9m、直幹性
4~5月頃、直径6~10cmで芳香のある白い花が咲く
果実等 果実は袋果が多数集まった集合果で、8~9月袋が裂け白い糸で赤い種子を吊り下げる
互生し長さ6~14cm程度で広披針形または卵状長楕円形で裏面は粉白色
樹皮 灰褐色で平滑、樹皮と幼枝には芳香がある
材の性質 軽軟で割れやすい
比重:0.45~0.63(コブシ) 色:辺材は灰色で狭く、心材は帯緑白色、散孔材(コブシ)
用途 庭木、器具材
その他 葉は噛むと甘く佳香があるので、かむしばからタムシバになったとされる。また精油を含み、つぼみは辛夷(しんい)として生薬にされることがある
備考 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(B)、緑化木見本園(2)
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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