ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているタムシバの木を紹介します。
なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
別名 | カムシバ、サトウシバ、ニオイコブシ |
学名 | Magnolia salicifolia |
科 | モクレン科 |
属 | モクレン属 |
タムシバの新芽(撮影:三重県林業研究所) タムシバの葉(撮影:三重県林業研究所) タムシバの樹皮(撮影:三重県林業研究所) アカデミー棟における使用状況(左側の取っ手) ※ 写真撮影協力:白山中学校
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分布 | 温帯の山地特に日本海側に多く分布、本(関東地方以西)、四、九 |
分類 | 常緑小高木 |
樹形 | 高さ3~9m、直幹性 |
花 | 4~5月頃、直径6~10cmで芳香のある白い花が咲く |
果実等 | 果実は袋果が多数集まった集合果で、8~9月袋が裂け白い糸で赤い種子を吊り下げる |
葉 | 互生し長さ6~14cm程度で広披針形または卵状長楕円形で裏面は粉白色 |
樹皮 | 灰褐色で平滑、樹皮と幼枝には芳香がある |
材の性質 | 軽軟で割れやすい 比重:0.45~0.63(コブシ) 色:辺材は灰色で狭く、心材は帯緑白色、散孔材(コブシ) |
用途 | 庭木、器具材 |
その他 | 葉は噛むと甘く佳香があるので、かむしばからタムシバになったとされる。また精油を含み、つぼみは辛夷(しんい)として生薬にされることがある |
備考 | 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(B)、緑化木見本園(2) |
参考 | ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社 ・西川栄明著、2016年3月10日1版1刷発行、2019年3月1日1版6刷発行、樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101 株式会社 創元社 ・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた |