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令和06年08月05日

10 クリ(栗)
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているアカシデの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名 シバグリ
学名 Castanea crenata
ブナ科
クリ属
  クリの葉と実
クリの葉と実(撮影:伊勢市)

クリの
クリの雄花序(撮影:津市)

クリの樹皮
クリの樹皮(撮影:津市)

アカデミー棟における使用状況(左)
アカデミー棟における使用状況(左)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 冷温帯から暖温帯北部の山野に広く分布、北(西南部)、本、四、九(屋久島まで)、朝鮮中南部
分類 落葉高木
樹形 高さ15~20m、箒状型
6~7月に咲き、緑色の雄花序は長さ10~15㎝でやや上向きにつく
果実等 堅果は長い刺のある殻斗に2,3個包まれる
互生し長さ7~15 cmの狭長楕円形で針状の鋸歯がある
樹皮 淡褐黒色で縦に裂け目がある
材の性質 材は堅く湿気に強く、家の土台(根太)や、鉄道の枕木として使われた
比重:0.44~0.78 色:辺材はやや褐色を帯びた灰白色、心材は褐色
環孔材で肌目疎、重硬、弾力に富む
用途 庭木、建築材、土木用材、果樹
その他 種小名 crenata は「鈍鋸歯のある」の意である。和名のクリは黒実、すなわちクロミの意味であろうという。漢名の栗はクリではなくシナグリを指すものである
備考
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた-
・出典:森林総合研究所九州支所HP「クリ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/kuri.html)
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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