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令和06年06月12日

04 ウバメガシ(姥目樫)
みえ森林・林業アカデミー棟に使用されている木材

 三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
 ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているウバメガシの木を紹介します。
 なお、アカデミー棟に使用されている木材については、こちらのページをご覧ください。
 
別名 イマメガシ(今芽樫)、ウマメガシ(馬目樫)
学名 Quercus phillyraeoides
ブナ科
コナラ属
  ウバメガシの葉
ウバメガシの葉(撮影:三重県林業研究所)

ウバメガシの樹皮
ウバメガシの樹皮(撮影:三重県林業研究所)

アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(右側の取っ手)
※ 写真撮影協力:白山中学校
分布 海岸沿いの山地(内陸は少ない)、暖温帯に分布、本州(房総半島、三浦半島、伊豆半島以西の太平洋側)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国
分類 常緑低木ー高木
樹形 普通は高さ5~7mの低木だが大きなものは18m程度になる
4~5月に枝の下部に雄花序を垂らす
果実等 堅果は2㎝程度で実は食べられる
互生、有柄 革質で長さ3~6 cmの広楕円形、ふちに波上の鋸歯がある
樹皮 黒褐色で老木では縦に浅い裂け目がある
材の性質 著しく重硬で加工が困難、割れにくい性質から船材によく用いられる
比重:0.99程度 色:黄褐色
用途 薪炭、庭木、街路樹、船の櫓、舵
その他 紀伊半島では備長炭の材料として多く育成されていた
備考 林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(C)、緑化木見本園(4、13)
参考 ・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた-
 
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 林業研究所 普及・森林教育課 〒515-2602 
津市白山町二本木3769-1
電話番号:059-262-5352 
ファクス番号:059-262-0960 
メールアドレス:ringi@pref.mie.lg.jp

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