熊野古道紀伊長島市街(紀伊の松島を望む海岸沿道)でバードウォッチング
(森林・林業百景 第11弾)
森林・林業百景の第11弾は、熊野古道紀伊長島市街(魚まちから三浦峠、熊ヶ谷道)までの紀伊の松島を望む海岸沿いの道を散策した際に見つけた野鳥(メジロ)を紹介します。
【目】スズメ目 【科】メジロ科 【和名】 メジロ(目白)
【学名】 Zosterops japonicus 【全長】 12cmほど
メジロは、花の蜜をとても好むため、花の時期に合わせて行動し、春には好物の花の蜜を求めて南から北へと移動する個体(漂鳥)もいます。特に尾鷲管内では、2月から3月の早春の時期には、こちらの写真のように梅の花に群がる姿をよく見かけ、チー、チーという鳴き声をよく耳にします。
メジロは全長約12cmほどで、キクイタダキやミソサザイ(野鳥)に次いで、日本で最も小さい野鳥の部類で、雄雌ともに緑がかった暗褐色の背と羽を持ち、目の周りの白い輪が特徴的です。
なお、この目の周りの白い輪が、メジロの名前の由来になっています。
また、目白押しという言葉がありますように、この写真のように、メジロにはお互いに押し合うように、夕刻時等に枝にぴったりと並ぶ習性があります。
メジロは梅の花や桃の花、桜の花の蜜を吸うために街路樹(花木)等に訪れる個体は、比較的警戒心が低く、人間が近くにいても長く観察できたりしますので、町中を散歩する際は、皆さんの家の近所の街路樹(花木)等に飛来する野鳥等を一度観察してみてはいかがですか。
また、熊野古道紀伊長島市街(魚まちから三浦峠、熊ヶ谷道)までの海岸沿いの道は、高低差もあまりなくとても歩きやすい道ですので、紀伊の松島の絶景を眺めながらの古道散策に、皆さんも是非、一度紀北町へお越しください。