尾鷲神社と種まき権兵衛の里でカワヅザクラが満開になりました!!
(森林・林業百景第9弾)
森林・林業百景の第9弾は、2月中旬、尾鷲管内でカワヅザクラが満開になったという話でしたので、熊野古道馬越峠散策の帰りに、お花見のために立ち寄った尾鷲神社のカワヅザクラの花と三重県天然記念物の大楠(クスノキ)と種まき権兵衛の里のカワヅザクラの花を紹介します。
こちらが尾鷲市北浦町内の尾鷲神社の境内で満開となったカワヅザクラ(河津桜)の花です。
こちらが北牟婁郡紀北町便ノ山の種まき権兵衛の里周辺(銚子川河川敷)で満開となったカワヅザクラ(河津桜)の花です。
カワヅザクラは、日本にあるサクラの一種であり、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であるといわれています。
カワヅザクラは、2月初旬から中旬
にかけて開花する早咲き桜ですが、満
開の桃色の花びらが青空に映えてとて
もきれいでした。
【科】バラ科 【属】サクラ属
【和名】カワヅザクラ(河津桜)
【学名】Prunus lannesiana
‘Kawazu-zakura’
種まき権兵衛の里では、ヒヨドリとメジロ(野鳥)が密吸いのために、カワヅザクラの木に集まっていました。ヒヨドリは、こちらの写真のように、写真を撮るために近づいても、逃げずに夢中で花の蜜を吸い続けていました。しかし、メジロについては、近づくとすぐに飛び去ってしまったため、蜜吸いの状況がよくわかるように、別の場所で撮影した写真を掲載しています。
また、尾鷲神社と言えば、こちらの夫婦大楠(クスノキ)の巨木が有名です。
こちらのクスノキは、三重県の天然記念物にも指定されており、鳥居横に鎮座するこちらの2本の樹は、樹高:約25m、目通り幹囲:約10m(南側)と約9m(北側)と特別に大きく、尾鷲市教育委員会の話では、伝承では 推定樹齢:1,000年以上と言われているそうです。
クスノキは暖帯に自生する常緑高木で、比較的
巨大になるものが多く、尾鷲管内の神社林(鎮守
の森)では、大木のクスノキがしばしば見られ、
ご神木として、よくまつられています。
【科】クスノキ科 【属】ニッケイ属
【和名】クスノキ(楠、樟)
【学名】Cinnamomum camphora
東紀州地域は温暖ですので、2月のこの時期で
も比較的暖かく、古道散策などには打って付けの
時期ですので、是非熊野古道馬越峠の散策ととも
に、尾鷲神社や種まき権兵衛の里にも少し寄り道
してみてはいかがですか。
2月の中旬から下旬にかけては、満開のカワヅ
ザクラが皆さんを出迎えてくれます。