尾鷲ヒノキを使ってみませんか?
最近、地球温暖化等、多くの環境問題が取り上げられる中で、自然素材の利用の重要性も叫ばれるようになってきました。自然素材の中には木材も含まれており、ヒノキ材はここ紀北地域の特産でもあります。ここでは、地域の特産であるヒノキの価値について一度考えてみたいと思います。
まず、私たちの身のまわりで、どんなところにヒノキが使われているでしょうか。家の柱・天井板・障子・風呂桶・桝・まないた・わりばし・・・・など多くのところにヒノキが使われています。
ヒノキは加工しやすく、くさりにくく、長い年月その強さが変わらないと言われています。さらに、古くなったものは、削り直せばまた香りと輝きがよみがえるすばらしい性質を持っています。また、水分を上手に吸ったりはいたりしながら私たちの部屋の湿度の調整をしたり、木の肌の自然色によって私たちの気持ちを落ち着かせたりもしてくれています。
ヒノキだけではありませんが、木は虫から自分自身を守るために強いにおいを出しています。そのにおいは私たちにとってはとてもいい香りであり、心身のリフレッシュ効果があるといわれています。最近ではそのリフレッシュ効果を生かしたさまざまなヒノキ製品が販売されたりもしています。私たちにとって、いい香りは心をやわらげ、気分を良くしてくれます。このことは、目をつぶってリラックスする瞑想と同じようなもので、右脳の働きを活発にするα波がたくさん出るそうです。
このように紀北地域の特産であるヒノキは多くの優れた性質をもっています。また、地球温暖化の原因の一つとされる二酸化炭素を吸収して育った木材を使うことは、地球温暖化の防止にも貢献することでもあります。さらに、地域の森林で育った木材を使うことは、間伐等の推進にもつながり、地域の森林を健全に保つことにもつながります。
ぜひ尾鷲ヒノキを使っていただき、尾鷲ヒノキのすばらしさを体感してもらうとともに、地球温暖化の防止、地域の健全な森林の育成に貢献されてはいかがでしょうか。