この活動は、きれいな海は豊かな森林から成り立っているとの考えのもと「山は海の恋人」をテーマとして、旧三浦漁業協同組合により開始されたもので、これまでに大杉谷国有林や大台町有林での植樹を行ってきました。平成24年1月の漁業協同組合の合併後も、海野漁業協同組合に引き継がれ、海と山とのつながりを深めることを目的に大台町内で植樹をしています。
児童たちは、藤原林業(有)の講師による「森林からのおくりもの」と題した紙芝居を見て、木材が住宅や家具等の様々なものに活用されていることや、森林の持つ公益的機能の重要性等について学びました。
また、これまでに小学校の先輩たちが広葉樹の種を埋めて木を育ててきた話を聞きながら、それらの木が大きく成長した様子を現地で観察しました。
続いて伐採跡地に場所を移し、宮川森林組合から植樹方法の説明を受けた後、パッチディフェンス(獣害防止用の柵で囲んだ箇所)内に、クヌギ、エゴノキ、クマシデの苗木50本を協力しながら植えました。
植栽した後は、全員そろって昼食のカレーライスを食べ、大杉神社のご神木にお参りをしてから、紀北町への帰路につきました。時折、風花が舞う肌寒い中での植樹活動となりましたが、児童たちは山の恵みを十分に満喫できたようで、とても楽しそうに帰りのバスに乗り込んでいきました。
なお、この植樹活動には、(公社)三重県緑化推進協会の海・山連携植樹事業の補助金が活用されています。