本県が設置している以下の「公の施設」について、指定管理者制度を活用するにあたり、以下のとおり指定管理候補者を選定しましたので、その結果を公表します。
なお、指定管理者の指定については、令和元年三重県議会定例会11月定例月会議の議決を経た後に行うこととなります。
1 対象施設
(1)施設名称 三重県立熊野古道センター
(2)設置場所 三重県尾鷲市大字向井字村島12番4号
2 応募申請団体
(1)NPO法人ECCOM
三重県桑名市相川町44番地
※申請団体が提出した「事業計画書の要旨」は、別紙1のとおりです。
(2)特定非営利活動法人熊野古道自然・歴史・文化ネットワーク
三重県尾鷲市野地町12番27号
※申請団体が提出した「事業計画書の要旨」は、別紙2のとおりです。
3 選定方法
指定管理候補者の選定にあたって、その選定過程や手続きの透明性・公正性を高めるために、
外部の有識者による「三重県立熊野古道センター指定管理者選定委員会」(以下、「選定委員会」
という。)を設置しました。
(1)選定委員会構成員
委員長 櫻井 治男 (皇學館大学文学部名誉教授)
委 員 安井 広伸 (公認会計士)
委 員 大西 かおり(大杉谷自然学校長)
委 員 野田 隆代 (株式会社TK’S代表取締役)
委 員 筒井 喜代美(公募により選出)
(2)審査の経過
令和元年 6月10日 第1回選定委員会(審査基準及び配点表の策定)
令和元年 9月26日 第2回選定委員会(ヒアリング審査)
令和元年10月15日 第3回選定委員会(最終審査)
※詳しくは、下記リンク先の選定委員会結果などをご覧ください。
http://www.pref.mie.lg.jp/OCHIIKI/HP/m0029900040.htm
(3)審査基準等
「審査基準及び配点表」は別紙3のとおりです。
選定委員会において、「審査基準及び配点表」に基づく審査の結果、特定非営利活動法人熊野古道
自然・歴史・文化ネットワークが指定管理候補者として相応しいと判断しました。
評価点数500点満点(委員5人合計)
評価順位 | 申請団体名 | 基準1 | 基準2 | 基準 3 | 基準4 | 基準5 | 評価点合計 |
1位 | 特定非営利活動法人熊野古道 自然・歴史・文化ネットワーク | 41.0点 | 76.4点 | 146.6点 | 63.0点 | 58.5点 | 385.5点 |
2位 | NPO法人ECCOM | 38.5点 | 69.7点 | 153.7点 | 65.0点 | 56.0点 | 382.9点 |
5 指定管理候補者
(1)団体名 特定非営利活動法人熊野古道自然・歴史・文化ネットワーク
(2)代表者名 理事長 林 伸行
(3)所在地 三重県尾鷲市野地町12番27号
6 選定した理由
審査結果及び以下の提案を評価し、指定管理候補者に相応しいと判断しました。
・ 熊野古道が世界遺産である意味を十分理解し、熊野古道に関わる自然、歴史、文化、地域の生活
などが今に引き継がれている意義やその精神的役割を考慮したうえで、諸事業を行うことができる
提案であること。
・ 観光客だけでなく、研究者やガイド等の専門知識を必要とする人々にも正しい知識を提供するこ
とができ、また、様々な情報が集積する場所としての役割を果たすことができる提案であること。
・ これまで安定的に運営を継続してきたことや、地域内外との交流を進めてきた実績があり、今後
も多くの他施設・他団体との連携・協力が得られ、成果を上げ続ける可能性が高い提案であること。
なお、以下の点に課題があると考えますので、注力するよう期待します。
・ 新たなことヘチャレンジする心がけや、今までとは異なる発想に必ずしも力強さが見られないの
で、学術的事業のみならず蓄積されてきた成果の社会還元への現代的応用に留意し、幅広い視野を
持ち、新たな指定管理者として、デジタル化への対応も含めた新しい分野にも目を向けて運営に取
り組むこと。
・ 人材の育成が課題であるので、次代のセンターとその活動を支え、担う多彩な人材の育成への配慮
を継続すること。
7 指定の期間(予定)
令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間
関係資料
別紙1 NPO法人ECCOM 事業計画書の要旨(PDF(221KB))別紙2 特定非営利活動法人熊野古道自然・歴史・文化ネットワーク 事業計画書の要旨(PDF(215KB))
別紙3 審査基準及び配点表(PDF(260KB))