H15年度 NPOからの協働事業提案一覧
2004.2.17現在
(注)分野・テーマ欄の※印は部局から提案されたテーマを示します。
分野・テーマ | 提案の名称 | 提案の概要 | 提案団体名 | 提案後の対応状況 | 関係チーム・所属 |
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【審査会でモデルケースに選ばれた提案(3件)】 | |||||
児童福祉 | (01)行政と民間(NPO)協働でつくる「子どものこころを受け止める24時間フリーダイヤル相談電話」設立に向けての段階的アプローチ | 3ヵ年計画で、行政と民間(NPO)協働で「子どものこころを受け止める24時間フリーダイヤル相談電話」を設立する。(各地域の団体が実施できる時間帯で相互に補完し合って電話相談を受ける。) | 特定非営利活動法人 MIEチャイルドラインセンター | H15.9月~12月にかけて4回の準備会議を開催して検討した結果、「子どもの心を受けとめるNW(ネットワーク)みえ」ワーキングをH16.1月に立ち上げ、NPO10団体、8チームから行政関係者の参加を得た。今後も公開しながらワーキングを実施する。 | 生徒指導・健康教育チーム、子ども家庭チーム、青少年育成チーム |
教育 | (02)高校年齢の不登校生に対する学習支援 | フリースクールと単位制・通信制・夜間部に籍を置く子ども、フリースクールに籍を置きながら大検を目指す子どもに対して、フリースクールが子どもとの相談によって講座の希望を出し、教育委員会から講座を担当する教師を派遣してもらう。 | 特定非営利活動法人 三重にフリースクールを作る会 | H15.10月に1回準備会議を開催し、今後も継続して情報共有しながら時間をかけて研究していく。この提案に関してはワーキングという形での議論は行わず、NPOと教育委員会が直接に話し合っていくことにする。この提案以外に、小中学校の不登校に対しては、別のテーブルを設けてNPOと行政の協働を考えていく。 | 生徒指導・健康教育チーム |
※伊勢湾の環境負荷削減対策 | (03)伊勢湾の浄化は小型船舶のトイレタンク設置 | NPOが三重県内港湾、マリーナ、漁港に常時停泊している船を対象に、トイレ設置と便層(タンク)の有無を調査する。県は調査先への依頼と糞尿量の環境影響調査を行う。 | NPO法人 三重県トイレ協会 | H15.9月~11月にかけて3回の準備会議を開催して検討した結果、NPOからの提案の具体的取組内容(小型船舶のトイレに関する実態調査アンケート、水質・泥の環境調査)については、県が関与する余地が見いだせないため、協働事業とはならなかった。県の関係チームとしては、啓発の場合のPRや、伊勢湾水質調査のデータ提供などの支援は可能であり、NPOが独自に取り組んでいく際に、県の役割があれば随時対応していく。 | (部局テーマ) 水産物供給チーム、港湾・海岸チーム、水環境チーム |
【審査会にかけられたがモデルケースに選ばれなかった提案(10件)】 | |||||
健康・医療 | (04)2005年日本で行われる国際AIDS会議に向けた国際体験プログラム事業 | ①夏休み合宿体験プログラム(2日間)の開催 | 特定非営利活動法人 HIVと人権・情報センター | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | 生徒指導・健康教育チーム、国際チーム、健康危機管理チーム |
②国際AIDS会議ボランティアの登録 | |||||
③AIDSボランティア研修の開催 | |||||
健康・医療 | (05)休日のAIDS即日(迅速)検査・相談事業 | 一般住民の利用しやすい検査・相談事業として、月に1回、日曜日に「休日の即日(迅速)検査・相談」を行う。 | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | 健康危機管理チーム | |
健康・医療 | (06)三重県における教育機関・地域・NGOが連携して取り組むAIDS人権啓発推進事業 | 若者相互によるAIDS啓発プログラムを通して、三重県の若者と大人たちへの人権啓発を行う。 | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | 健康危機管理チーム | |
教育・生涯学習 | (07)「地域子ども教室」サポート事業(「子どもの居場所づくり」を支える体制について) | H16年度に文部科学省により実施される「地域子ども教室推進事業」(放課後や週末に学校を活用して小中学生を対象にスポーツや文化活動などの体験活動を提供する、教室や校庭を開放し、子どもたちの居場所を設ける)をサポートする。 | 特定非営利活動法人 久居市子育てネットワークNPOどんど | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | 社会教育推進チーム、子ども家庭チーム |
※学校や公民館等社会教育施設における読書活動推進 | (08)ぽん・ポン・本事業 | 「子どもの読書運動展開と社会参加の機会提供を創造する」システム作りをする。 | まちづくり工房FUKIN企画 | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | (部局テーマ) 社会教育推進チーム |
健康づくり | (09)マンパワーサミット(体力について考える会) | スポーツNPO会員や一般市民に、芝生のある広場やスポーツ施設を会場に体力測定や日常生活の中で無理なくできる運動、ニュースポーツにチャレンジしてもらい、体力づくりや適切な運動のやり方を身につけられるようにする。 | 特定非営利活動法人 スポーツ施設サイエンス三重研究所 | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | 健康づくりチーム,スポーツ振興チーム、青少年育成チーム |
※伊勢湾の環境負荷削減対策 | (10)有用微生物群を活用した河川・伊勢湾岸の浄化 | EM(有用微生物群)発酵液を河川に投入することにより、河川を浄化する。 | NPO法人 イーエム市民広場 | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | (部局テーマ) 水産物供給チーム |
※県民に愛される精神病院づくり | (11)精神障害者も健康づくり、みんなでスポーツノーマライゼーション | ①精神障害者スポーツリーダーの養成及び勉強会の実施 | 特定非営利活動法人 TEAM笑美S | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかった。しかしこころの医療センターと直接検討の機会をもち、15年度中に一部事業実施。16年度にも提案内容の一部を事業化の予定。 | (部局テーマ) こころの医療センター |
②三重県こころの医療センターの体育館を精神障害者バレーボール大会やスポーツレクリエーションの会場に活用 | |||||
③病院内文化祭への外部ボランティアによる協力、当事者ボランティアによる病院案内ボランティアの推進 | |||||
NPO支援 | (12)市民活動を行う人材養成講座 | 明和町近辺の20歳以上の住民を対象に、人材養成講座(週1回×数回コース)を年2回開催する。 | 明和町市民活動サポートセンター運営委員会 | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかった。しかしNPOチームとして内容を検討し、別途調整分の提案とあわせて協働事業化し15年度に実施。 | 松阪県民局生活環境部、明和町 |
文化振興 | (13)クリスマス・ゴスペル・コンサート ~みんな友達~ | NPOと三重県が協力し、平成16年クリスマス近辺の土曜日または日曜日に市民参加型のゴスペルコンサートを開催する。 | NPO法人 椿アンサンブル | 審査会でプレゼンテーションを行ったが、モデルケースに選定されなかったため、対応終了。 | 文化振興チーム |
【審査会にかけず、別途調整することとなった提案(10件)】 | |||||
交通安全 | (14)市町村の交通事故巡回相談 | 現在県が実施している交通事故巡回相談業務(年間120回、相談員3名)をNPOと行政の協働事業として実施する。 | 特定非営利活動法人 交通事故被害者支援センター | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行ったが、協働の余地が見いだせなかったため対応終了。 | 交通安全チーム |
NPO支援 | (15)各地の中間支援団体と共同で行う地域ニーズにあったNPOマネージメント講座 | 各地の中間支援団体と共同で、既存のNPO、NPO法人、立ち上げ予定のNPO法人を対象に、人材、資金、運営など団体の基盤整備のための講座を開催し、サポートする。 | 地域づくり考房みなと | 審査会にかけられた「市民活動を行う人材養成講座」の提案とあわせ、内容を検討し、NPOチームとして協働事業化した結果15年度に実施。 | NPOチーム |
文化振興、障害福祉 | (16)知的障害者のためのアートセンターの設立 | 知的障害者のためのアートセンターを設立する。 | アトリエ・エレマン・プレザン | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行ったが、協働の余地が見いだせなかったため対応終了。 | 文化振興チーム、「さん」プロジェクトグループ、障害福祉チーム |
障害福祉 | (17)軽度発達障害の理解と対応、医療・保健関係従事者のためのセミナー | 行政と県内の医療・保健関係従事者を対象に、軽度発達障害を正しく理解してもらうためのセミナーを開催する。 | ピカリン(NPO法人 アスぺ・エルデの会 三重) | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。活動内容をみえ市民活動ボランティアニュースで紹介。 | 障害福祉チーム |
障害福祉、健康・医療 | (18)心の病と戦うチャレンジドと共に | 心の病と戦うチャレンジドの家族、ボランティア、職員、その他心の問題に関心がある人を対象に、研修会を開くとともに、相談室を開設する。 | 特定非営利活動法人 ラポール | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。 | 障害福祉チーム |
教育 | (19)不登校児の親子の心のフレッシュアップ事業 | 不登校の子どもに対しては心を開かせ登校を促し、親に対しては子どものしつけ方、先生に対しては子どもとの接し方を指導する。 | 特定非営利活動法人 家庭危機管理・ひまわりの仲間たち | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。 | 社会教育推進チーム |
教育(教員研修) | (20)環境教育及び自然体験活動における現職教員研修 | 三重県教育委員会が大杉谷自然学校及び適する専門機関とともに環境教育及び自然体験活動における現職教員研修を実施する。 | 大杉谷自然学校運営協議会 | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。NPOチームの事業「県職員のNPO現場研修」の受け入れを依頼。 | 教育委員会 研修・情報化チーム |
情報、環境 | (21)三重県が排出する使用済みパソコンのリユース事業 | 三重県から使用済みパソコンとして廃棄されるものを譲り受け、ハードディスクのデータ完全消去及びソフトウェアの再インストールなどの整備を行い、初心者や高齢者を対象に再利用する。 | 特定非営利活動法人 ビギナーズ | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。提案の実現に向けて努力したが、実現のためには様々な課題が浮上。県として今後同様の問題が発生する事が予想されるため、何らかの対応が必要であることを認識。 | ネットワーク管理チーム、管財チームリサイクルセンター、出納チーム |
地域づくり | (22)桑名員弁生活創造圏「環境にやさしい圏域づくり」構想の中間見直しを行う住民ワークショップの開催 | 2001年から実施されている「環境にやさしい圏域づくり」の構想と実行計画について、NPOと県が協働して住民ワークショップを開催し、中間見直しと新たな計画・構想の策定を行う。 | みえきた市民活動センター | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。事業の推進や意志決定のプロセスもどんどん住民に公開していくべきとし、提案についてはこれで一旦対応終了。 | 北勢県民局企画調整部桑名市駐在、生活環境部 |
地域づくり | (23)県の事業の「市民評価による」一歩前へプロジェクト(県民局モデル) | 県が行う事業について、市民の視点からの事業評価を、県とNPOが協働して行う。また、それらの事業がより市民に近づくよう、「一歩を踏み出すためのアドバイス」を行い、市民評価のプロセスプログラムを作成する。 | みえきた市民活動センター | 提案したNPOと関係チームとの会議を設定し、情報共有・意見交換を行った。NPOチームの行うふりかえり会議(協働事業終了後に、公開で、第三者が入った「評価」を行うこと)を体験することから、提案の実現化をめざすことを確認、。 | 北勢県民局企画調整部、生活環境部 |
【募集要綱の資格要件に該当しなかった提案(4件)】 | |||||
高齢者福祉 | (24)ふれあいいきいきサロン(イブニングパーティ) | 近辺に住む70歳以上の一人暮らしの人を対象にした食事サービスボランティアを行う。(毎月第2月曜日) | ○○○ | 募集要綱の資格要件に該当しない旨を提案したNPOに連絡。 | |
高齢者福祉 | (25)グループホームの建設 | 老齢健常者の自立した生活を実現するため、単身者用、既婚者用のグループホームを建設する。 | ○○○ | 募集要綱の資格要件に該当しない旨を提案したNPOに連絡。 | |
NPO支援 | (26)公有地の利用 | 国や県の土地をNPO法人が借りられるようにしてほしい。(法改正も含めて) | ○○○ | 募集要綱の資格要件に該当しない旨を提案したNPOに連絡。 | |
高齢者福祉 | (27)小規模多機能宅老所 | 在宅で暮らす介護保険認定者が、地域とふれあえる場所で通い、泊まれる宅老所を設置する。運営はNPOが行い、場所の提供、住宅改修費を行政にお願いしたい。 | ○○○ | 募集要綱の資格要件に該当しない旨を提案したNPOに連絡。 |