平成24年度 三重23号スタートアッププロジェクトの取り組み
三重県では、生産者、実需者の方はもとより、地域の関係機関の皆さんが一体となって、それぞれの役割を果たす中で、三重23号を競争力あるブランド米に育てていくプロジェクト活動を実施しています。
1.三重23号について
「三重23号」は三重県育成の米新品種です。平成23年度に品種登録出願を行い、平成24年度から県内各地(北勢、中勢、伊賀、東紀州)で約30ha(約120トンから約150トン)の栽培を行っています。
【品種の特徴】
・高温登熟性に優れ、玄米外観品質は良好。
・稈長が短く、耐倒伏性が高い。
・外観につやがあり、極良食味。
・玄米千粒重は「コシヒカリ」より1g程度大きい。
○ 平成24年度の栽培結果
平成24年産「三重23号」の収穫及び品質検査が終了しました。145トンの収穫があり、品質基準をクリアしたものは128トンでした。結果はこちら。
○ 県が開発した米の新品種「三重23号」の商品名称を「結びの神」と決定!! (県ホームページ内リンク)
2.生産現場での取り組み
平成24年度は、生産者を公募し、この応募者の中から、プロジェクト趣旨に賛同する、適切な栽培管理を行う生産者・組織20件に限定し栽培しています。生産者は、栽培基準に沿った栽培を行い、品質基準に適合した米の生産を行うこととしています。
・一定の品質基準を満たすための、栽培基準の遵守(栽培暦、施肥量等)
・米づくりの価値を高めるための、地域資源の積極的な活用
(三重県独自のお客様に選ばれる「コト」を持った、付加価値のある米づくり)
・統一した品質基準を設置し、適合したもののみ専用名称(商標を活用)を使用
※品質基準=農産物検査規格1等格付け、玄米タンパク含量6.4%以下(水分15%以下)を目標とし、当面6.8%以下(水分15%以下)