農林水産省は、平成29年産米の全国の生産数量目標を735万トンと設定しました。
三重県は、昨年より1,528トン少ない140,453トン(面積換算値:28,091ヘクタール)の配分を受けました。
また平成29年産米についても平成28年産米と同様に、生産数量目標の設定に仮にこれだけ生産すれば平成30年6月末の民間在庫量が安定供給できる水準になるものとして、全国の自主的取組参考値が733万トンと設定され、三重県は140,070トン(面積換算値28,014ヘクタール)の提示を受けました。
県では、平成28年12月22日に開催された県及び県農協中央会等の関係機関・団体で構成する「三重県農業再生協議会」での意見を受け、平成29年産米の市町別生産数量目標を下記のとおり算定し、市町への通知を行いました。
また、平成29年産米の市町別自主的取組参考値を全国的な主食用米の需給改善を図るための参考値として一律の割合で算定し提示しました。
<平成29年産米の市町別生産数量目標算定の基本的な考え方>
国は平成29年産米の市町別生産数量目標を、平成28年11月に公表を行った基本指針に基づき、平成29年産の生産数量目標と自主的取組参考値を平成27年産米における都道府県別シェアで按分することにより算定しています。
県では市町別の配分に際し、平成22年度に国の米政策転換に合わせて、できる限り簡素でわかりやすく、年次変動の少ない配分方法へ転換したところであり、基本的な考え方は本年度も同様とします。
水稲採種(次年産の種子生産)計画数量を優先的に配分した後、次の要素により算定し、配分。
1.営農の継続性 70% (前年配分実績-前年採種計画数量)
2.水稲生産力 30% ((水田台帳×統計単収7中5)-採種計画数量)
但し、水田台帳については、統計田本地面積との乖離が大きい場合(10%以上の乖離分)は、計算上の補正(乖離分を1/10に圧縮)を行います。
※県内の生産数量目標をできるだけ有効に活用するため、未活用が予想される生産数量目標を、該当市町と事前調整したうえで最終的な配分数量とします。
関連資料
平成29年度産米の市町別生産数量目標
平成29年度産米の市町別生産数量目標の算定