この海外派遣事業は、国際社会に精通した我が国農業・農村を担う人材を育成することを目的に、公益社団法人国際農業者交流協会が実施している事業です。50年以上の実績があり、三重県からも200名を超える方が参加され、各方面で活躍されています。
応募に当たっては、一般応募(書類審査、筆記試験、面接)と各都道府県知事による応募(筆記試験免除)があります。この度、知事推薦を希望する方を募集します。
1.募集コース
(1)アメリカ(約19ヶ月)
約4ヶ月間の大学における学習と約14ヶ月間の農場実習を組み合わせていて、理論と実践の両面を学ぶこ
とができます。
(2)ヨーロッパ(約12ヶ月)
デンマーク、ドイツ、スイス、オランダのコースから一つを選ぶことができます。約2~3週間の学習と約
11ヶ月間の農場実習を組み合わせていて、実習中に何度かセミナーが開催されるのが特徴になっています
(セミナーの開催時期や回数はコース毎に異なります。)
(3)コンビネーション(約10ヶ月)
オランダでの農場実習を半年間、ドイツでの農場実習を3ヶ月間組み合わせていて、2つの国の農業現場で
研修できることが魅力です。
(4)オーストラリア(約12ヶ月)
約1ヶ月間の学習と約10ヶ月間の農場実習を組み合わせていて、輸出を主としてきた北東部クイーンズラ
ンド州農業の技術革新や生産から、輸出の手法を学ぶことができます。
2.応募資格
(1)日本国籍を持つ独身男女で、心身共に健全である方。
(2)明確な研修目的を持っている方。
(3)外国語を学ぶ強い意欲を持っている方。
(4)事前講習までに普通自動車運転免許を取得している方(AT限定の方は渡航までに限定を解除しておくこ
と)。また、トラクター等の農業機械類を使用する可能性があるため、渡航までに大型特殊免許(農耕車限定
も可)を取得しておくことを勧めます。
(5)犯罪歴が無い方。
(6)応募年齢、学歴等が以下に該当する方。
・アメリカ:平成元年4月2日~平成12年4月1日生
高等学校卒業、または同等以上の学力を有し、農業の基礎知識や経験がある方。
・デンマーク:平成元年4月2日~平成11年4月1日生
大学の農業教育を2年以上受けていて、専攻業種に関する科目を履修している在学中の学生
で、基礎英会話力を備え、IELTSのテストでband scores 3.0以上である方。
・ドイツ:昭和63年4月2日~平成11年4月1日生
大学または短大・農業大学校に在学中で、必要な証明書を提出できる方。または、優れたドイツ
語力と十分な農業経験を有する方。
・スイス:昭和63年4月2日~平成11年4月1日生
大学または短大レベルの農業教育を2年以上受けていて、十分な農業経験を有する方。なお、農
業教育機関卒業後、1年以上農業外の産業に従事した方は不可。
・オランダ:平成4年4月2日~平成11年4月1日生
大学の農業教育を2年以上受けていて、専攻業種に関する科目を履修し渡航期間中も大学等に
籍を置いている方、あるいは、農業教育機関卒業後1年以内の方。また、十分な英語力を備え
ている方。
・コンビネーション:平成4年4月2日~平成11年4月1日生
大学の農業教育を2年以上受けていて、専攻業種に関する科目を履修し、渡航期間中
も大学等に籍を置いている方。また、十分な英語力を備えている方。
・オーストラリア:平成元年4月2日~平成12年4月1日生
高等学校卒業、または同等以上の学力を有し、農業の基礎知識や経験があり、ワーキン
グホリデービザを発給する際の条件を満たす方。
3.募集方法
応募時に必要な申込書等は、(公社)国際農業者交流協会のサイトで『プレエントリー』を行っていただく
と、Eメール送信または郵送されます。入手された申込書等に必要事項を記入のうえ、ご提出ください。
提出期限:平成30年7月23日(月)17時必着
提出先:三重県農林水産部担い手支援課
4.知事推薦の選考方法
書類審査と面接により選考します。
(面接日(8月上旬~中旬予定)は応募者との日程調整により実施します。)
5.その他
・農業研修生海外派遣事業についての詳細は、(公社)国際農業者交流協会のホームページでご確認ください。
・知事推薦による応募についての詳細は、三重県農林水産部担い手支援課にお問い合わせください。
6.問い合わせ先
三重県農林水産部担い手支援課 担い手育成班
担当 山口
電話 059-224ー2354
海外農業研修平成30年度ガイドブック