飼い主のいない猫の減少に向けた取組について
伊勢保健所に収容される猫の殆どが飼い主のいない子猫です。
三重県では、保健所に収容された猫の殺処分数を減少させるため、譲渡事業
を実施していますが、猫の引取数を減少させる取組を行う必要があります。
また、猫は繁殖力が強く、1年に3~4回、1回に2~5匹、子どもを出産し、
増えた猫のフンや尿などにより迷惑をかけることがあります。
飼い主のいない子猫の引取頭数の減少や生活環境の問題の解決をめざすため
には、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術の実施を推進していくことが重要です。
このことから、平成27年度、平成28年度に公益財団法人どうぶつ基金の
支援を受け、「さくらねこ無料不妊手術事業」 を実施しました。
事業実績(対象地区:大紀町阿曽地区)
◎平成27年度実施数34匹(オス:19匹・メス:15匹)
◎平成28年度実施数23匹(オス:13匹・メス:10匹)
「さくらねこ」になったあとは、地域での餌やりや糞尿の世話などの管理を行っています。
さくらねこのトイレ
「さくらねこ」
避妊・去勢手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットした
飼い主のいないねこのこと。
さくらねこ