志摩市阿児町地内における土壌汚染対策の完了
平成28年8月9日、KDDI株式会社(東京都新宿区西新宿2-3-2 KDDIビル 代表取締役社長 田中 孝司)から、志摩市阿児町内同社敷地(志摩市阿児町甲賀1489 他)において、浄化対策が完了した旨の報告がありました。1 内容
土壌汚染措置完了報告書の内容は次のとおりです。
(1)平成28年6月6日から15日にかけて、鉛が環境基準を超えた区画の汚染された土壌87m3を
掘削除去し、清浄土で埋め戻しました。
(2)掘削除去した汚染された土壌は、汚染土壌処理業許可業者で適切に処理しました。
(3)措置完了後、地下水を分析したところ、環境基準超過は認められませんでした。
2 届出内容のお問い合わせ先
KDDI株式会社
ファシリティセンター ファシリティ建設グループ
マネージャー 秦 宗義
連絡先 080-5991-9537
3 参考
(三重県生活環境の保全に関する条例 関係条文)
第七十二条の四 土地の所有者等は、人の健康又は生活環境に係る被害が生じ、又は生じるおそれがあるものとして規則で定める基準を超える土壌又は地下水の特定有害物質による汚染を発見したときは、速やかに当該汚染の拡散を防止するための応急の措置を講ずるとともに、当該汚染の状況及び講じた措置について、規則で定めるところにより、知事に届け出なければならない。ただし、水質汚濁防止法第十四条の二第一項の規定による届出があった場合は、この限りでない。
以下(略)
○鉛
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。また、かつては水道の給水管材料として広く使われていました。
鉛は、地殻の表層部には重量比で0.0015%程度、広く存在するため、地質等に由来するものも発見されます。そのため、人の組織等にも通常存在しますが、高濃度の鉛では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。
関連情報
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