農林漁業体験民泊セミナーin熊野を開催しました
農林漁業体験活動を通じて農山漁村の人・もの・情報と深く触れ合うことができる農林漁業体験民泊は、都市と農山漁村の人々を結ぶ架け橋として、重要な役割が期待されています。
三重県における農林漁業体験民泊の取組を促進し、開業に興味を持っている方や関心のある方を支援し、情報提供を行うため下記のとおり農林漁業体験民泊セミナーin熊野を開催しました。
セミナーの概要
開催日時:平成22年11月24日(水)13:30~16:50
開催場所:熊野市活性化施設大研修室(熊野市久生屋1488)
参加者数:40名
セミナーの内容
講義:農林漁業体験民泊について
(財)都市農山漁村交流活性化機構
グリーン・ツーリズム部次長 中尾誠二 さん
中尾講師により『日本におけるグリーン・ツーリズム政策の展開』と題して、講義をいただきました。
グリーン・ツーリズムの基礎部分から、農林漁業体験民宿に関する規制緩和の内容、地域により「民泊」の意味するものが異なるなど、・\定時間を超過して熱心に講演いただきました。
実践事例発表(1)
熊野市育生町赤倉
山里民泊 あかくら 中平孝之さん
開催地の熊野市で唯一、農林漁業体験民宿を開業されている中平さんから、開業までの苦労話や、地域への想いなどについて発表していただきました。
この地域に、もっと農家民宿が増えることが必要と熱く語っていただきました。
実践事例発表(2)
多気郡大台町栗谷
山里民泊 みくり 中江美春さん
体験民泊 川原 川原清子さん
(お二人とも農林漁家民宿おかあさん100選 認定者の方です)
三重県で最初の農林漁業体験民宿を開業された川原さんと中江さんから、開業のきっかけや経緯、普段の取組などについてビデオ映像も交えて発表していただきました。
宿泊した子どもが造った看板や、完全手作りの露天風呂など、交流を交えながら自然体で民宿営業を楽しんで行われている様子がよく分りました。
座談会(質疑応答、まとめ)
コーディネーター:中尾誠二さん
参加者:中平孝之さん、中江美春さん、川原清子さん
最後は、中尾講師のコーディネートのもと、中平さん、中江さん、川原さんによる座談会が行われました。会場からも、次々と質問があり、終了時間をオーバーして続けられました。
開業に当っての地域住民の方との関係や、体験メニューの内容など、突っ込んだ質問もありました。
「農家民宿は、地元にずっと住んでいる人より、外から来た人(戻ってきた人)の方が、開業しやすい」という話は、非常に納得できる話でした。
時間の関係でやむなく終了した後も、それぞれの方に熱心に質問されている方もみえました。
この地域で、農林漁業体験民宿の取組が進むことを期待したいです。
お問い合わせ
三重県農水商工部農山漁村室ふるさと振興グループ
電話 059-224-2551
ファックス 059-224-3153